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 もし、2つの世界が存在するとして。

なぜ私だけが行き来したの?

もしかして他にも誰かいるの?

もう、よくわからない・・・


 取りあえず、このタイミングで佑介が存在する世界に戻ったことに何か理由があるはず。

それを知るには現在の佑介を探さないと。


 友香から「祐介のこと報告したいからご飯でもどう?」と連絡が来た。

友香お気に入りのお店のMapが送られてきた。

個室のある、創作イタリアンのお店だ。

白ワインと前菜で少し砕けたとこで、友香は重い口を開いた。


 「奈央、落ち着いて聞いてね。」

「何?そんな深刻なの?」

「思ったよりね。佑介が私達の前から姿を消したのは、病気のせいなの。」


 私は驚かなかった。佑介が急に姿を消すなんて、きっと私達に知られたくない何かがあったからだと思っていた。

だから「何となくそんな気がしてたわ。」と言った。


 「病名までは分からなかったんだけど、佑介は実家のある尾道へ帰省し、その後入院、手術したみたい。

手術自体は成功したんだけど、何故か目覚めることなく今も眠っている。」

「そう、生きてくれているのね。良かった。」私の本心だった。

正直もうこの世にいないかもしれないとも思っていたから。

「優しい祐介らしいね。皆に心配掛けたりするくらいなら、憎まれようと思ったんじゃない?」

「確かに佑介なら、思うかもね。」友香は大きく頷いた。


 「で、どうする?実家の住所と電話番号は分かかったよ。変わっていなければだけど。」

「教えて、行ってみる。」

「ついて行こうか?」友香は心配そうに言ってくれた。

「ううん、大丈夫、これは私が担うこと。」

「了解、何かあればいつでも電話して。できる限り力になる。」

「ありがとう。」


 「でも何故今?って感じだけど。」

「そうね、どうしても祐介に逢いたくなったのよ。」

「そっかぁ、逢えるよう祈ってる。」


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