ちょっとした邂逅
こんにちはこんばんは、sha-k_3です。
最近、毎日投稿が出来てない…
そうそう、なんとこの話では、久しぶりのあの子が登場します。
さぁ、誰なんでしょうか?
少し、予想しながら読んでみてください。
自由に執筆していくのでよろしくお願いします。
カランカラーン
「いらっしゃいま……」
ワタシはお昼ご飯を食べるために、ロブさんの店を訪れていた。
しかし、ワタシがお店に入った瞬間、案内に来た店員さんが固まってしまった。
この前に見たことがないから、もしかしたら新しい子なのかもだけど……
どうすれば良いのかな?
ワタシはゆっくりと近づこうとする。
しかし、
「(びくっ!? ふるふる……)」
ワタシが少し動いただけで、震えられてしまった。
でも待って?
今のワタシってカラーペインター使ってるから、イエローネームじゃなくなってるはずだよね?
なのに、何で怯えられてるの?
ワタシはどうしてなのか、原因を思い返してみる。
(あ、分かった)
そういえば、称号で〈外道〉を獲得してたんだっけ。
そっか、その称号の影響で怯えられてるのか……
悲しいかな……
「……ろ」
「ろ?」
一体何を言うつもりなんだろうか。
「ロブさ〜ん!!」
あぁ、行っちゃった……
それにしても、まさか店主のロブさんを呼びに行くとは。
もしワタシがヤバいやつだったりしたら、その選択肢は正しいと思うんだけど、ワタシは悪いお嬢様じゃないからなぁ。
「あれ?いつぞやのお客様じゃないですか。数日ぶりですね、どうもどうも」
「あ、ロブさん。どうもですわ」
店の奥からロブさんが出て来ると、ワタシのことを見て挨拶してきた。
「そういえば、彼女とお客様が会うのは初めてでしたね。彼女は元々ここで働いていたのですが、一昨日まで休んでいましてね。昨日からの復帰だったんですよ」
「なるほど、そうだったのですか。どうりで見たことのないお顔だったこと……」
それで、ワタシは昨日復帰したばかりの店員さんを怯えさせてしまったのか……
「まあ、大丈夫だと思いますよ? 今から私が、彼女にお客様が思っているような方ではないと説明してきますので」
「そうですか。よろしくお願いしますね?」
そう言うと、ロブさんは厨房の方へと戻って行った。
すると、ワタシの元に1人の店員さんがやってくる。
前のときに、ワタシのことを案内してくれた店員さんだ。
「お客様、それではお席にご案内しますね」
彼女の後ろを付いていき、案内された席に座った。
「それでは、注文がお決まりになりましたら、店員をお呼びくださ「あの」はい?」
「注文はもう決まっています。前回来たときと同じように、ワタシが持参した肉を調理して欲しいのです」
「な……るほど。かしこまりました」
店員さんが小走りで厨房に戻っていく。
そして、入れ替わりになるようにロブさんが来た。
〜注文中〜
ふぅ、注文終わりっと。
またあの味が楽しめるなんて、嬉しいな〜。
思い出しただけでよだれが出てきそうになる。
いや、なんか美味しいもの想像してよだれ垂らすお嬢様って、ものすごく残念だな……
どうも、残念お嬢様ですわ。
カランカラーン
あ、誰かお店に入ってきた。
何気に、ワタシがお店にいるときにお客さんがやってくるのって、初めてだな。
ま、ワタシにはゲーム内で知り合いなんてほぼいないから、誰が来ようと関係ないんですけどね。
……幼女と少女は除いて。
そういえば、クエスト一覧みたいなのを確認してみたら、ちゃんと達成になってたっけ。
クエスト感覚でやったわけじゃなくて、ただただミアのお願いに付き合ってた気分だったから、気にしてなかったけどね。
あ〜、ミアのこと考えちゃったから寂しくなってきちゃったー。
やっぱり離れるのやめようかな、この町。
ミアと離れ離れのなりたくないよ〜。
「あれ? もしかして、この前も来ていませんでしたか? お姉様」
「はい!?」
お、お、お、お、お姉様!?
わわっ、ワタシがお姉様!?
水希にもそんな呼び方されたことないのに!?
ワタシは声がした方を向いて、そして驚愕した。
だって、ワタシに声をかけてきたのは……
「すみません。わたくしと同じでドレスを着ていらっしゃるのが珍しくって。声をかけてしまったんですの。初めまして、わたくし、テイマーのエキドナと申しますわ」
この前の、悪役令嬢ちゃんであった……
どうもsha-k_3です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
正解は、悪役令嬢ちゃんでした〜。
悪役令嬢ちゃんの初登場回はこちらですわ〜!
https://ncode.syosetu.com/n2543ir/23