リアルチートスノウ、スライムキラーになる
こんにちはこんばんは、sha-k_3です。
自由に執筆していくのでよろしくお願いします。
今ワタシが向かっているのは東口から出られる草原である。
こちら側がこのゲーム最大の都市がある方向であり、正規シナリオで行くならこちら側だということをβテストにて知った。
まあその時はまだこの町と周辺しか実装されてなかったかもだけど。
始まりの町なのにここもだいぶ広いなぁ。
外に出るだけで結構な距離を歩くこととなる。
「まあ普段家出てない分だと思って頑張るか」
ワタシは草原を目指して歩き出した。
歩いて十数分、ワタシは目的地へとたどり着いていた。
思ったよりも早くついたなぁ。
まあワタシ、リアルでも足早いからな。
『ステップ平原・東』
これが今ワタシがいるここの名称である。
さすがにそのまますぎじゃないかな?
まあこんなのは気にしたもん負けだ。
とにかく戦ってみよう。
そんなことを考えていると遠くで青いナニカが跳ねたように見えた。
少し遠くて見えずらいな。
そういえばリアルと同じことってできるのかな?
とりあえずやってみるか。
ワタシは目に神経を研ぎ澄ます。
「おおっ。よく見えるようになった!」
やっぱりこの世界でもできてしまうのか。
今ワタシがしたことは視覚の強化。
ワタシはなぜか、5感すべてを強化したり弱くしたりすることができる。
これによって普通よりも多くの情報を集めることができる。
これこそリアルセルフ無量〇処である。
さすがにまずいからやめておこうかな?
しかし普通にこのままでいたらワタシは廃人になってしまう。
そこでできるようになったのが、思考強化、または高速思考である。
これによって大量の情報を短時間で的確に処理することができるのである。
これってさ、
リアルチートじゃない?
さすがにずるいすぎる気もするが、持って生まれてきてしまったものなのでしょうがないよね。
よーしとりあえずさっき見えたスライムのところに行こー。
「かわいい」
丸っこい青いスライムがぽよぽよとワタシの前を跳ねている。
ものすごく可愛くて癒される。
しかしワタシはこれを倒さなければならないのだ(血の涙)。
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鑑定
レッサースライム
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このスライムは実は敵対モンスターではなく中立なのだ。
だから近くにいても襲ってくることはない。
そしてワタシに敵対していないということは…
プシュッ
アイテムを獲得しました
スライムゼリー×1
この通り、奇襲の効果で攻撃力が上昇しているため、一撃で仕留めることができる。
確かスライムゼリーは錬金術で使えるんだっけかな。
とりあえずこれで1体倒せた。
それじゃあ乱獲といこうではないか。
ワタシは短剣を握り直して走り出した。
プシュッ
プシュッ
パシュッ
プシュッ
パシュッ
パシュッ
…
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名前【スノウ・ローズ】
性別【女性】
種族【人間】
職業【】
所持金額:700WAM
スキル
投擲
隠密
鑑定
吸血
奇襲
“New” 短剣術初級
称号
〈異邦人〉
〈βテスター〉
“New“ 〈スライムキラー〉
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「ふぅ」
ワタシはレッサースライムを100体倒したところで一息ついた。
もちろんキリがよかったや、疲れたという理由もあるのだが、一番の理由が…
武器がこの有り様だからだ。
ほとんど刃こぼれしていて、いつ壊れてもおかしくない状況だ。
逆に100体も倒したのにここまで持ったのが驚きだ。
ちなみにもう月が頭上にある。
ログインした時が確かゲーム内で4時で、戦い始めたのが6時だったから、2時間も戦い続けてたのか。
そりゃあ疲れるわけだ。
それにしても新しいスキルと称号があるな。
スキルの方はそのままだろうけど、称号の方はなんだ?
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“New” 〈スライムキラー〉
スライムどもから恐れられる存在
スライム系統のモンスターに対しての攻撃が上昇する。
獲得条件
スライム系統のモンスターを連続して100体倒す
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これはもしかしてワタシだけの称号なのかな。
まあワタシ以外にスライム乱獲する人いないと思うし。
でもスライムって倒しやすいんだよね、一撃だし。
そういえば手に入れたアイテム確認してなかったな。
ドロップアイテム
スライムゼリー×87
スライムの核×12
回復ポーション初級×6
解毒ポーション初級×2
スライムの皮膜 レア×1
たぶんスライムのアイテムにランダムで追加にポーションって感じのドロップなんだろうな。
それにレアドロップも出てるし。
これ売ったらいくらになるんだろう。
早く町に戻ろっと。
どうもsha-k_3です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも自由に執筆していくのでよろしくお願いします。