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ワタシは戦える系お嬢様?

こんにちはこんばんは、sha-k_3です。

自由に執筆していくのでよろしくお願いします。

「それじゃあワタシ、今から南側に行ってくるね」


「え!?今から行くの!?ローズお姉ちゃん」


ミアはワタシの言葉に驚く。

そんなにおかしなこと言ったかな?


「ダメだった?」


「そんな、頼んで直ぐだし、そんなに急がなくても…」


ミアはワタシが無理をしてると思ってるのかな?

ワタシとしては、身体を動かしたくてウズウズしてるくらいなんだけど。

それに、


「妹の初めてのお願い事だからね。早く叶えてあげたいのよ」


「ん〜お姉ちゃん!」


ワタシがそう言うと、ミアが抱きついてくる。

ワタシ、このゲームやってて良かったぁ…

それにしても、抱き心地もリアルすぎじゃない?

妹を抱きしめたときの感覚と大差ないんですけど。

肌もすごいもちもちだし。

なんか甘くて良い匂いもするし…


(変態じゃないからね!!!)


ワタシは変態ではないはず。

うん、はずだ。

それにワタシは、『イエスロリータ、ノータッチ』を掲げてるからね。

決して手を出してはいけない、はず…

これゲームだからセーフかなぁ?

それに女の子同士だし、ただじゃれるだけだし…

いやでも…


「ローズお姉ちゃん?」


(ハッ!?)


「ど、どうかした?」


「お姉ちゃんぎゅー」


「!?」


ミアは何故かより強く抱きついてくる。

もしかしなくてもワタシを尊死させる気なのだろうか?

しかし、『ぎゅー』って声に出しながらとか…

待って、鼻血出てきそう…

ふー、落ち着けワタシ、ワタシはミアのお姉ちゃん。

そう、ワタシはミアのお姉ちゃん、ワタシはミアのお姉ちゃん、ワタシはミアのお姉ちゃん…


(よし、もう大丈夫)


「それじゃあお姉ちゃん、ミアのために頑張って採ってくるからね」


「うん!」


ミアは満面の笑みを浮かべる。

ふふっ、可愛い笑顔。

この笑顔を見ることが出来たし、ワタシはもう満足。

そろそろ採取に向かおう、と思ってるんだけど…


「あの〜、ミア?」


「む〜」


ワタシはもう行くから離して欲しいんだけど、なかなかミアが離れない。

ミアさ〜ん?離れてくれな〜い?

ワタシの願いが届いたのか、ミアはワタシからゆっくりと離れる。


「ローズお姉ちゃん、頑張ってね」


ミアに応援されて、ワタシは白雪草を求めて南側へと向かった。




「すみません。失礼ですが、ここから先は町外れですけど、大丈夫でしょうか?」


南側の門から外に出ようとしたとき、出口で警備をしていた兵士の1人に声をかけられた。

まさか声をかけられると思っていなかったワタシは慌てて、インベントリから取り出しかけていた短剣を落としてしまう。


「服装が軽装だったもので、心配になり一応声をかけさせてもらったのですが…」


なるほど。

町の外に出ようとするワタシのことを心配して声をかけてくれたのかな?

確かに、ワタシの見た目はドレスで身を包んだお嬢様で、モンスターと戦うとは思えない、かも?

ミアもワタシのこと最初、貴族のお嬢様だと勘違いしてたし。


「心配してくださり、ありがとうございます。これでも、ワタシはある程度戦えますので、大丈夫です」


ワタシは短剣を拾いながら返事をする。


「そ、そうですか…そう言われるのなら、大丈夫なのだと思いますが…」


兵士の人はどこか歯切れが悪い。

やっぱり戦えるようには見えないのだろう。

ここまで心配されるとなぁ。

あ、そういえば。

ワタシはインベントリを開いてある物を取り出す。


「な!それは!」


「これで証明できましたか?ワタシが戦えること」


ワタシの手に下げられている物。

それは、太陽の光を反射してギラギラと輝く、『音速のカノン単独討伐者の証』である。


「まさか、あのネームドモンスターをお1人で倒せるほどの実力をお持ちだとは、これは失礼しました」


「いえいえ、大丈夫ですよ。貴方はただ仕事をしたまでですので」


兵士の人が、ワタシに頭を下げてくる。

うわー、まさかここまで効果があるものとは。

これは封印しとかないと、無駄に目立ちそうだなぁ。

まあ、これで戦えることも証明できたし、もう外に出るか。


「それでは、ワタシはこれで」


「ええ、お気を付けてください」


お互いに会釈をして、ワタシは南門の外に出た。

どうもsha-k_3です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも自由に執筆していくのでよろしくお願いします。

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