武器製作の依頼
こんにちはこんばんは、sha-k_3です。
自由に執筆していくのでよろしくお願いします。
「このアイテムたち、どうしようかな…」
ワタシはインベントリに入ったアイテムたちを見ながら呟いた。
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インベントリ
【アイテム】
回復ポーション初級×2
【装備】
音速のカノン単独討伐者の証 ネームド×1
【素材】
スライムゼリー×22
スライムの核×4
レッサーウルフの牙×35
レッサーウルフの爪×19
レッサーウルフの核×5
レッサーウルフの毛皮×1
ウルフの牙×7
ウルフの爪×2
音速のカノンの毛皮 ネームド×3
音速のカノンの牙 ネームド×1
【その他】
不思議な卵 レア×1
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レッサーウルフやウルフのドロップは売るとして、問題はネームドという謎のレア度が付いたアイテムである。
いや何これ?
とりあえずヘルプを見てみるか。
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ヘルプ
【ネームド】
固有名を持っているプレイヤー、モンスター、アイテムに付くランクのこと
また、プレイヤー、モンスターの場合は二つ名とも言います
それと、ネームドアイテムはインベントリ内でも、ドロップすることがありません
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なるほどねぇ。
つまり、他の物よりも強いってことでいいのかな?
ということは、このアイテムは通常の物よりも強い…
「折角だし、武器とか防具にでもしようかな?」
そうと決まれば鍛冶屋を探さないとね。
それにしても、その下にある不思議な卵って何?
しかもレアアイテムなんですけど。
なんか嫌な予感がするんだよねぇ。
まあ、とりあえずはスルーでいいか。
ワタシは鍛冶屋を探しに街へと繰り出した。
ここでいいのかな?
「すいません」
「おう、嬢ちゃん!どうかしたのか?」
ワタシが声をかけると、店の奥からムキムキのおっさんが出てきた。
このお店はドワーフじゃないらしい。
「ここって武器の製作ってやってますよね?それでしたら個人的に製作を依頼したいのですが」
「ああ、製作の依頼か。ふむ、どんな物を頼みたいのか教えてくれないか?」
「えーとですね、ワタシが欲しいのは短剣なんですよね。それで、このアイテムを使って作って欲しくて」
ワタシはインベントリから音速のカノンの牙を取り出す。
すると、おっさんは目を大きく開いて驚いた。
「なな!?これはあの、東の平原にいる二つ名持ちのやつのか!こりゃたまげたわい。いやー実力は見かけによらないもんだなあ」
おっさんは何やら感慨深くなっている。
「それで、作ってもらえますか?」
「ああもちろんだ。むしろ作らせて欲しいぐらいだよ。こんな良いもんを打てることはなかなか無いからなぁ。嬢ちゃん、他にも牙を持っとらんか?なるべく素材は合わせたいんだが」
ワタシはそう言われたので、インベントリからウルフの牙を持っているもの全部出す。
「おお…す、すごい持ってるな。そんじゃ今から作っちまうわ!丸一日経てやー多分出来てっから、そしたら取りに来い!」
「わかりました。お願いしますね?」
「おう!」
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インベントリ
レッサーウルフの牙×35
レッサーウルフの爪×19
レッサーウルフの核×5
レッサーウルフの毛皮×1
ウルフの爪×2
音速のカノンの毛皮 ネームド×3
音速のカノン単独討伐者の証 ネームド×1
不思議な卵 レア×1
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これで武器の方は大丈夫かな?
それじゃああとは、装備の方か。
それにしても、あんなにボロボロだったのに、どうしてすぐに直ったのかな?
ワタシは、今着ている服をよく調べてみる。
「あ、そういうことか」
ワタシは納得した。
この服は、こんな見た目だけど元は初期装備だから、自動修復機能が付いているようだ。
それに不可壊らしい。
つまり壊れることがないのかぁ。
(あれ?もしかして初期装備ってものすごく優秀じゃない?)
これ、ワタシの気のせいなのかな?
それなら装備は…
確か素材で強化することも出来たんだよね。
それならこの服のまま、ネームドの素材で強化しようかな?
でも、そんな簡単に出来ないよね。
とりあえず、装備の方は保留にするかな。
そういえば、鉄のナイフ1本はどっかいっちゃったけど、まだもう1本は壊れてないんだよね。
無駄にお金を減らすことにならなくて良かった。
そしたら、もう1回ウルフを狩りに行こうかな?
いやでも、東側だけじゃなくて他のところもなぁ…
「う〜ん…」
「あれ?どうかされましたか?」
どうもsha-k_3です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも自由に執筆していくのでよろしくお願いします。