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いつから生きていることに気付いたのだろうか


皆、いつかは目を覚ます。

時間は違えど、必ず目を覚ます。


今の私は目を覚ましているのだろうか。

まだ夢の中にいるのだろうか。

誰にも分からないが、分かる必要もない。

解き明かさなくて良いことの方が、この世界には溢れている。


ご飯を食べる。

それは本来何時に食べるものだったのだろうか。

今日食べるものだったのか。

世界の境界線はいつも曖昧で、だからこそ融通が利く。


私はそんなことを考えながら布団の中から小一時間出られずにいる。

出なければいけないことは分かっているのに、頭の中で妙な屁理屈を唱え続ける。

今頑張らなければまた落ちこぼれ。

今できない奴がこの先できるはずがない。

頭の中にそう警笛を鳴らしているにも関わらず、堕落への誘いは強烈で、今日も負けてしまう。


葛藤。

少し大袈裟かもしれないが、これは私にとっての立派な葛藤。

皆が毎日、幾度となく経験している葛藤。

「いつかは挽回のチャンスが来る」そう思い皆が経験している。

本当に愚かしいが、その甘えた思考こそが世界の優しさだとも思う。


これは、小さい世界しか見えない、どこかの誰かの小さい小さい日々を綴るページ。

日々の思い付きを記録に残すだけの、小さな世界。


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