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囚われた姫 脱出までの方法  作者: かたかず
様々な人物視点
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海魔族1-28

海魔族1-28


どれだけ、ゴミを溢れさせるんだよ。

壱部の人間が綺麗に掃除しているけれど

壱部の人が海を保とうと活動しているけれど

いい加減 拾い疲れる。私の器が小さいのか。

‘それ’は分からないが、肩が重いし腰が痛い。


壱寸先にも手を伸ばせん。

人が出したゴミを拾ってしまう。

拳を握りしめてしまいたい。

こんなにも辛い思い抱えないかんのだ。


良し決めた。出たゴミを見せてやる。

見ていないなら、見えていないのなら。

多くの人の目に触れさせてやる!!。


海がどれだけ“助け”求めているか

大勢の人へと訴え掛ける。

‘それ’が私にできる活動だ。


人に嫌がられようとも

“嫌がらせ”だと思われようとも

敵意を向けられようとも


海と海の生き物はただ黙って

堪え忍んでいるんだから。

ないがしろにしている状況を!!

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