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開幕1-14
開幕1-14
髭の濃い男が「姫が拐われた事により魔族との戦争を強行できる。軍の派遣行う。意見が有る者は挙手でお願いしたい。」
髯が特徴的な男が「どれだけの人員を派遣するか?。だ。姫を慕っている王子によると、“幹部壱名で軍集団に匹敵する”と矢文が飛んで来たぞ?。偽りにしてはサバ読み過ぎだ。」
又、反り込み鬚の男は「姫を案じての文だろうが、あの王子は誠意を持って姫を口説いている好青年だ。姫に相応しい殿方なれるよう勤しんでいる。周りに認められ、反対意見出ぬようにな。」
髭を触り「人にとって脅威だ。姫と姫の国には悪いが、人質の身を案じている場合では無い。」
反り込み髯を指先でなぞりながら「虚実だろうが、姫の国とのやり取りは必要不可欠だ。」
特徴的な鬚を右人差し指で突っつく「王子の国は資源が豊富だ。この二国との国交が途絶えると不便な生活を強いられる。」