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早馬部隊 隊長1-12
馬を走らせて‘何か’あったから出て来た。訳だ。
早馬部隊 隊長視点1-12
国境を超えて数日々。我々(早馬部隊)は魔族に軟禁されているお姫様が治めている領地へと入る。
此処に至る迄数度の着替えとお風呂に入っていた。
残りの壱着は入城が許された時の正装用だ。
壱番汚れぬよう気に掛けながら騎乗していた。
領地にたどり着くと同時に門兵へと、我々は謁見を申し入れる。勿論、(門兵)懐にお金を忍び込ませるのを忘れない。
理由は報連相が行き渡るよう、ほんの心つもりで渡している。後回しにされたり。報告が門兵で留まって、握って潰されぬように。あり得話しだからだ。
後。国民を不安にさせぬよう、嘘を吹聴している可能性も十分あり得るので。我々の名目はあくまでも急ぎの品物調達だ。王子の熱烈な愛情表現は知られてても。目的は木炭でも金属でも買付命じられた。になっていた。
…で、今に至り。宿場で城からの返答を待ってた訳だ