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魔王1-18
魔王視点1-18
睡眠と休息を十分に取れた。“手合わせ”行い。なまっていた身体を激しく動かした。
人員配置も良いだろう。
地形(建物位置)が書かれている地図で魔物が動き回りそうな行動も幾重にも確認した。魔族にしか分からない撤退合図を幾度と試した。
満月で気持ちが昂り高揚する者が続出するだろう。
そういう者を回収するのは限られた役職に就いてる幹部くらいだ。手に負えない状態なら実力で黙らせるしかない。
“報連相”や頭を使うような机に向かって書き物作業等を嫌う性分だが、武器を片手に暴れ回るのに向いている奴が我々には居る。
役立つ人材しか採用しなければ企業は更なる躍進はするだろう。しかし、“要らない”人材は極々稀に閃きもしない案件を さらっ と、口からこぼれ落とす。
毎回のように酒に呑まれた馬鹿を回収している奴だ。信用・信頼している。