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苦難1-14
苦難1-14
私は王子様へと相談を持ち掛けながら、人を出入りさせていた。おかげで王子様が治めている領地は物流が良くなり飢える者、職を持つ者が徐々に増えて行った。反面、工作員や情報を盗られ易くなっていった。
故知の技術やら軍の信号、隊列・陣形やらが漏れやすくなっている。外部、他の国からの人員を入れているからだった。だからといって、人手が足りない我々にとって、人の身元や身分や職業を割り出すのにはかなりの時間が必要とする。
しかも素直に渡してくれれば良いが自分の所へと横流し、我々には少しずつ開示していくというのが他の所からの人材だった。
勿論、王子様の周りはがっちり固めてあるが。王子様に任命された良家の貴族が治めている場所から働きに来ている者達は色々と自分の所へと持って帰る気満々で油断ならない。上っ面良くして王子様に取り込もうとしている腹黒いもの持っていた。




