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樹々魔族1-3
トライアド辺りだと 思ってくださいな
幹部 樹々魔族1-3
私は司書から借り受けた本を広げ“これ”と、思う物を持って来ては分別する。
海魔族が拾って来た大量のゴミの中から、姫が記した海産物を仕分けしていた。壱割にも満たない“使える物”だけれど。
私みたいに研究所や研究室に引きこもっているような者には研究資金は乏しく、経費削減を出来うる限り行いたい。
私の言葉で海魔族に聞かせても届かなかったけれども。姫の分別しないで拾わせた“ゴミの山”は私にとっては“宝”を発掘できる山だ。九割九分は人が出した使えないゴミだけれど。
研究所や研究室の外へと繰り出してから“ゴミ山”へと赴く価値は十分にある。人狼には前々から言ってある、海魔族が報告すれば後は私が合わせてあげれば良いだけの話し。
こうして丸壱日掛けて“ゴミ山”から発掘した材料は再び資源として私らみたいなのに再利用される。
今度は超温故。怒るとめっちゃ怖いけどww