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魔王1-9
魔王視点1-9
潜ませてる夢魔独特の圧迫や威圧、天井や壁等を見た時に何となく顔とかに見てしまう錯覚、神経が研ぎ澄まされて異様な雰囲気を感じ取ったりする妙な感覚。
興奮気味な瞬間 憂鬱な瞬間。様々。
魔物を使って、寝室で横たわった瞬間に直ぐ 眠ってしまうくらいの公務。此処 三日間は上位に入る魔物が数多く出現。“その”対応に追われていた王子だった。
『夢魔』という魔物を気取られないようにする為だ。
私(魔王)は時間調整してくれた上位の魔物を今夜も国の内外で活動させる。
「少し暴れ回るだけで良い。兵が集まったら 即撤退。無理する必要は無い。相手を侮らないほうが良い。自意識過剰でしかない。最初に外壁周辺で暴れ 兵士が集まったら、内壁周辺の城下町で『魔物』だと連呼されたら、今日の仕事は終了だ。時間にして二時間程の“仕事”だ。無事 家に帰って来てくれ」