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プロローグ

初心者ですので、期待しないでお読みください。



「グギャーーー!!」

「死んで?」


とある国の平原地帯のはるか上空。

そこでは、フードを被っている何者かと1匹の竜が3日にも及ぶ、死闘を繰り広げていた。

その竜は、全身がエメラルド色の鱗で覆われていることから風竜(ふうりゅう)と呼ばれる竜族だと判る。

この風竜は、風竜の一族の中でも最強ではと(ささや)かれている強い竜だが気性が荒く、周りからは暴風竜(ぼうふうりゅう)と呼ばれ、恐れられている。

そんな、暴風竜だが現在、1人のフードを被っている何者かに圧倒されていた。


こいつは何者なんだ!!強すぎるだろ!!


暴風竜は一旦、さらに空高くに上昇し、自身の体に目を向ける。

自身の体には、たくさんの矢が突き刺さっていた。


しかも、毒を使うとは卑怯な!!


自身の体に突き刺さっている矢には毒をたっぷり塗っていたらしく、暴風竜は、体が自身の思うように動かせないでいた。

翼を動かすのも苦痛に感じる。


矢の威力も高すぎだろ!!


本来、竜種である暴風竜に矢が突き刺さるなど普通ではないことだった。

普通なら、矢は自身の鱗に阻まれて、突き刺さるなんてことはないはずだ。

それなのに実際、自身の体には矢が突き刺さっている。


それに何より、弓の使い方がおかしいだろうがー!!


暴風竜は、自身に向かってくる矢に目を向ける。

そこには、"矢が4本同時"に飛んできているのだ。


クソが!!


暴風竜は、その身を急いで横に飛び、矢を回避する。

しかし、まるでよんでいたかのように、さらに、矢が4本同時に飛んでくる。


クソクソクソがー!!


暴風竜は、急いで横に飛ぶ。

しかし、矢が暴風竜に向かう途中で、急に飛ぶ方向が変化し、矢がそれぞれ四方に散弾のごとく分かれる。

そのうちの1本が、暴風竜の翼に突き刺さり、貫通する。


「グギャーーー!!」


暴風竜はたまらず苦痛の声を上げる。

そして、翼を傷つけられたことにより態勢が崩れる。

そんな暴風竜に容赦なく矢が4本同時に襲ってくる。


「グァァー!!」


暴風竜は、自身の目に向けて飛んでくる2本の矢を手の鋭い爪でなぎ払う。

暴風竜は、目に向けて矢が飛んでくるだろうと確信していた。

戦闘が始まってからというもの、フードを被っている何者かは、執拗に目に向けて矢を飛ばしてくるからだ。

しかし、


「グギャーーーァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


暴風竜は悲鳴を上げる。

暴風竜のお尻に向かって飛んできた2本の矢が突き刺さり、お尻を貫通、そのまま体内の奥深くまで矢は侵入していった。


「グギギギギィ・・・」


暴風竜は、あまりの痛みに気絶しかける。


そんな暴風竜のお尻に向けてさらに矢が4本同時に突き刺さり、体内の奥深くまで矢は侵入する。


「グギャーーーァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


暴風竜は悲鳴を上げる。


そんな暴風竜のお尻に向けてさらに矢が4本同時に突き刺さる。


「グギャーーーァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


暴風竜は悲鳴を上げる。


そんな暴風竜のお尻に向けてさらに矢が4本同時に飛んできていた。


・・・・・・











「平原で暴風竜が暴れている?」


時は3日前に遡る。

ここは、とある執務室。

そこには、2人の女と1人の男がいた。


女2人は双子で、まったく同じ外見をしている。

女2人は露出の多い赤色の服を着ている。

そこから覗ける魅惑的な褐色の肌、服の谷間から零れ落ちそうなほどの豊かな胸は決壊寸前なほどに圧倒的質量があり、髪は白く滑らかで片方は髪を結んでいて、もう片方は腰辺りまで長く伸ばしている。

1人は、ポニーテールで、もう1人はロングストレートだ。

また、よく見ると目元にも違いがある。

1人は優しそうな目つきをしていて、もう1人は睨んでいるような切れ長の目つきをしている。

耳はするどく尖っていて長い。

女2人はダークエルフと呼ばれる種族の中でもさらに稀少で高貴な存在として尊敬される"ハイダークエルフ"だ。


ポニーテールで優しい目つきをしている女性のハイダークエルフの名は、"アイーシャ"

という。

ロングストレートで切れ長の目つきをしている

女性のハイダークエルフの名は、"アリシア"

という。

アイーシャが双子の姉で、アリシアが妹だ。


アイーシャは執務室の席に座っている。

机の端に置いてある書類をペンで書いている手を止め、ペンを置き、伝令のダークエルフ男に視線を向ける。


「もう一度お願いいたします」


アイーシャの後ろに佇んでいるアリシアが伝令の男に声をかける。


「ハ、ハイ!暴風竜が我が国のムラサ平原付近で暴れているもよう。その暴風竜は、何者かと闘っているとのこと。赤騎士団に出撃命令が下りました。」

「フーム」

「・・・」


伝令の言葉にしばし無言でアイーシャとアリシアは考え込む。


「とりあえず行くか!!」


アイーシャは席を立ち上がる。


「分からないことをいつまでも考えても仕方ないことですね。情報がなさすぎます」

「そうだろ!!」


アイーシャはアリシアの言葉に頷く。

そして、伝令に命令する。


「手が空いている赤騎士団全員に声をかけろ!!出撃だー」











この行動がどんな未来に繋がっているのか、アイーシャとアリシアの2人が現段階で知るよしもなかった。


---To Be Continued---

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