短編小説・黒いもの
不思議な短編小説です
お時間ありましたら読んで頂けたら幸いです!
宜しくお願いします!
この世には霊とも違う少し説明の難しいものが存在する。
私はまだ遭遇した事は無いのだが結構ヤバいものらしいのだ。
その一つが『黒いもの』である。
名が示す通り黒いブラックホールのような謎の存在だ。
霊感がある人ばかりでなく、霊感がない人やカメラなどにも普通に写り込み突然現れては消えるようである。
引き摺り込まれそうになった人がかなりいるらしい。
実際は引き摺り込まれ消えた人もいるかもしれない。
厄介なのは対処方法が未だに無いという事。
突然現れる為、今まさに襲われるかもしれない恐怖。
『黒いもの』が消えるまで逃げなければ、どうなるのか分からない…
これは私の持論なのだが、世界は等価交換が基本的だと思っている。
有名な錬金術師漫画の影響とかではない。
もし世界に大きくプラスの要素が生まれてしまった場合、その分のマイナスを補っているのが『黒いもの』なのではないか?
理由はない。
ただ漠然とそんな気がした。
物事全てに意味があるかは分からない。
ただ存在するものには何かしらの意味があると私は思うのだ。
『黒いもの』は発展を望み楽を覚え、環境を破壊し地球を汚す人間への世界からの警告かのかも…
そして、その代償は突然あなたを襲うかもしれないのだ。
読んで頂きありがとうございました!
一日一短編
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