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山のあなたの
最初に断わっておきます。
これは、まじめな話はありません。
ナンセンスなユーモアです。
すいませんが、そのつもりでお読みください。
14.11.16 こんなことを思いついたもので。。
「――ねえ、朱鷺子、聞いてるの。」
「え……何。」
「何じゃないよ。あれなんて言ったっけ。」
「あれって。」
「あれよ、あれ。あの……男子が女子にを壁際に詰めて。」
「ああ、ドンってやるやつ。」
「そうそう。あれよ。」
「あれよね。あれ美味しいよねー」
「え。」
「鶏肉みたいなんだけど、もっと味が濃くて。」
「何言ってんの。」
「え。あれでしょ。卵でとじてあるやつ。」
「食べ物じゃないよ。」
「いや、でも。丼でしょ。」
「何なのよ。」
「亀丼。」
「は。ちがうでしょ。絶対。」
「そうなの。」
「でも、どこで食べるのよ。そんなの。」
「昨日、晩御飯で食べたよ。」
「あんたの家、そんな食べてんの!!っていうか、どこで亀の肉なんか売ってんのよ。」
「普通に、市場に買いに行くけど。」
「え、どこよ。どこの市場よ。今度一緒に連れてってよ――」
食べた事はないんですけどね。たぶん市場でも売ってないと思う。。