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今、冬になっていた。

凍える言葉もいい。透き通った哀しみもいい。でも寒さの中でこそ感じる温かさは、笑顔の中にこそある。ユーモアを集めて、読み手の中に小さな暖かい日溜りを思い出してもらえたら、それは私の生きてきた意味となるかも知れない。それらはまた、私の心も温めてくれる。

 その時には、悲しい面影たちさえも幻の日溜りで憩うだろう。いなくなった猫たちはその膝の上で眠る。そして水たまりの魚たちは、温む水の中で喜々として卵を水草へ産み付ける。水は揺れているが透明で、魚群はひと塊の風のように過ぎていく。彼らの会話は何時も簡単で、その言葉は水の中に溶けている。

手足が冷たいです。

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