【プロットタイプ】必死で愚かで哀れで、それが間抜けで
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
どうしようもなく、そうなってしまいたい。
噛み付いてしまいたい。
それでも素面でいて欲しい。
瑠衣の何処が好きかと聞かれたら、目付きが悪いところ、悪態つく様で認めた相手には面倒見良いところ、そして常に素面なところ。と答えるだろう。
どれだけ苛立っても、決して怒鳴ったり、察してという甘えをしないところかも知れない。
圧倒的なまでの善性と、其れを塗り潰す様な悪性が同居していると思っている。それでも辛うじて大それたことになって居ないのは、単純に此奴の理性が成せる技であろう。
けれどもどうにも、俺と居る時は理性を委託する事が多いらしく、勝手気ままに行動する。そうして今も興が乗ったのか、ソファに座る俺に覆いかぶさり、マジマジと顔を近付けてくる。
この距離からだと黒髪に見える。夕陽に照らされると、鮮やかな銅に変わるのだが、今はそれがない。だから、此奴の髪色は赤銅だと思っている。
「離れろウザったい」
触れられては居ないからこそ、そこまで強烈な劣等感や焦燥が無かった。だから素面で、至近距離で、鏡花の目を見て言い放った。
妙にギラギラしている気がする。盛が付いているとは薄々予感していたが、どうやら一朝一夕でどうにかなるものではないらしい。
「瑠衣たん、私はね、君のことが好きなんだ。どれだけ襲いかかっても、素面の極み、真っさらの極みである君が好きなんだ。
そりゃ大層嫌そうな顔をするけれど、やっぱり君は他の人間とは違う拒絶の仕方をするよ。何処か冷静だし、客観的だし、見下されている気さえする。
そして其れは今の私にはどうしようもない毒にしかならないんだよ」
うわ言の様にそう言った。脳の焼かれた人間が言うような呂律が回っていない様な声だった。
息が荒い。熱した吐息が俺の頬やら唇やらに当たる。
「君、私が強めに噛み付いても、私を蹴飛ばして、悪態ついて、軽蔑するぐらいなんだろうな。全然本心が掻き乱されないんだろうな」
善性の極みと其れを塗りつぶす様な悪性が同居していると思っている。けれどもやはり、狂気的で纏めた方が良いのかも知れない。
「……瑠衣、まさかと思うけど、その状態で会社行ったとか言わないよね?」
久方振りに様子を伺いに行ったら、友人である諭羅からそう言われた。
「あ?」
「首周り」
「あぁ、噛まれたんだ。盛の付いた化猫に」
どうにも鏡花の気は昨日のそれでは治まら無かったらしい。歯が痒いのか、口が疼くのかは知らないが、何度か強めに噛み付かれた。その度に蹴りを入れ、ベッドから弾き落とし、首根っこ掴んで部屋に帰らせた。やはりどうにも、衝動性が収まっておらず、女帝も役割を放棄した様だった。
その歯型がどうやらまだ残っているらしい。
「必死で愚かで哀れで、其れが間抜けで良い」
そう言った時の諭羅の表情が忘れられない。
何も変わらないままに愛でた。
まぁそんな感じじゃない?
鏡花は良い子ですよ。良い人ってより、『良い子』。
大人になりきれない感じ。
だから『死ね死ね』言ってるだけで病むし、本気の復讐はやれば出来るけどしない。
ただ其れと同じぐらい何処か悪辣。
純粋な良い子を揶揄うの大好きだし、相手がブチギレない、死なない程度に痛ぶるのも性癖。
『甘サド』って言うの?
自分がされて好きだから、相手にするっていうか。
『苦しそうな顔も可愛いね〜』言いながら、口の中に延々と生クリーム流し込むタイプ。
というか、わんこ蕎麦形式でやるスタイル。
だからメタ認知ゴリ押しで理性的ではあるけど、心の問題派割と子供な感じ。
知能と倫理観だけ、メタ認知でゴリ押ししてる感じ。
瑠衣は鏡花の善性を愛してます。
でも一皮捲れば『悪辣な自分とバトって葛藤している姿が良い。勝てばもっと良い』って感じなので、狂気に染まって自分に噛み付く姿も、他人ほど嫌がらない感じ?
蹴飛ばすけどね? 『盛ってんじゃねぇ』とか言うけどね? 首根っこ掴んで部屋にリバースするけどね?
※心からってより、犬の躾してる感じがする。
相手ががっついてても、自分はどシラフで、『あー此奴盛ってんなぁ』程度の二人の温度感が好きなんですよ。
片方がイカれても、片方は『で?』みたいに理性的というか。
持ってかれないで欲しいんだよ。安心して狂えないから。
※突然の告白。




