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第5話:神々の対話

新しいお仕事は~?

うん、地獄の始まりでした……

「それで新人教育はどうなんだい?」


「ええ、最低限はできるようにはなりましたわ。でもまだまだですわね~。ある子は最近は私にお仕置きされることを喜んでいる節もありますわ」


 缶コーヒーの自動販売機の前で、 最初にあたしに新人教育を持ち掛けてきた神が進捗状況を聞いてくる。

 受け持った三人の新米女神たちは、一人を除いてなかなか優秀だった。

 ただ、一番手のかかるテミアは相変わらずポンコツっぷりで、なかなかに成長も遅い。


「ふむ、それは僥倖。それでだ、我々は隣の赤い別神の大国から撤退をしようと思っているんだ。すでにあの国とは交易も減っているし、何より同盟の世界の警察を自称する大国も主神が変わると、我々の神の国にもかなりの様変わりがあると思われるのだよ。でだ、事が大きくなる前に隣の赤い大国からの撤退をしたいのだが」


「まさか、それを私にさせようとするのですの?」


「頼めないだろうか?」


「うーん、新人たちもそろそろ一人でも何とかはできるでしょうですわ…… 心配なのはテミアですけど、エリザベードがいれば何とかなりそうですわね……」


 あの三人はなんだかんだ言って今年のイベント参加を果たして、すでにいくつかの短期編を発表できていた。

 あとは神々の評価を受けながらこのイベントを乗り切ってもらいたい。

 多分、このイベントが終わるころには独り立ちもできるだろう。



「わかりましたわ。赤の隣国からの撤退を引き受けましょうですわ」


「助かる。では頼むよ」




 あたしはこうして赤い隣国からの撤退を引き受けることとなるのだった。




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