警察だけはご勘弁
「待ってお母さんこの人なんて聞いてない!」
「こら!そんなこと言わないの失礼でしょ?これが川崎怜君よ!ほら挨拶しなさい」
まぁそうなるよなぁ
これに関しては僕が悪いんだけど意識がなかったから僕のせいじゃないし
「お母さん本当にこの人だけはやだ」
僕も想像してたお姉さんかと思いきやただのちっぱいで嫌なのだが
「本当に失礼だから黙りなさい!お母さん怒るわよ」
可哀想に彼女は今2つの脅威に接してるというのに
「あのーすみませんとりあえず自己紹介をと。川崎怜と申します。よろしくお願いします」
「取り乱しちゃってごめんなさい。桜舞花と申しますよろしくお願いします」
声がキレ気味だった
「お母さんちょっと怜君と二人にさせてくれる?」
なぜだ!気まずいではないか!ふざけるな!
親どもはすぐオッケーしてどっかへすぐ行ってしまった
「あんたねぇさっきなにしたかわかってる?あれマジで訴えるわよ?」
「すまないねぇ、我が左腕が暴走してしまってねぇ」
「は?なに言ってんの?ふざけてるならガチで警察呼ぶわよ?あんたにも立場ってもんがあんでしょ?このことが世に知れたらあんたのお父さん本当に人生ぶっ壊れるわよ?」
流石にお父さんに迷惑をかけるのはまずいと思い
「あのーすみませんふざけてましたすんません。でも僕がなんであんなことしたのか聞きたいくらいなんです。体が勝手に動いたんです」
「なにを言ってるの?バカなの?」
「マジでこうとしか言えない」
「まぁいいや警察には連絡しないでおくわ。あなたの会社で何か起きたら私の会社まで被害受けるし」
「ほんまあんがとございあす」
なんか知らんけど許してもらった
こいつのことは犯したら反応良さそうな顔してるからメスと呼ぼう
うんそれがいい
僕はよくわかってないがこのメスの話的にお父さんとこのメスのお父さんの会社はクソ仲がいいってことなのか?
ならなぜ僕たちは結婚させられるのだろう
とりあえず話はこれだけらしいので両親のとこへ向かった
「あんたたち今日から同棲させることになったから」
このアホどもはなにを言ってるんだ?それとも僕が耳くそが詰まってるだけなのか?
聞き間違いの可能性があるがもしや僕の両親は今日初めて会った人間と許嫁だからって理由だけで同棲させるバカなのか?
よしもう一回聞いてみよう
というか馬鹿か確認しよう
「お父さん!もう一回言ってもらえる?」
「だから!今日から家買ったから怜と舞花ちゃんで同棲しなさいって言ってるの。あっ舞香ちゃんのご両親の提案だからね?」
どちらの両親も馬鹿だった