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殺し愛ッ!!  作者: 霞 葵
2/12

ファーストコンタクト

僕はなにをしているんだろう

今まで人を殴ったりとかしたことないからとても心が痛む

でも体がなぜかいうことを聞かない

今までにない感覚だ

頭がふわふわする

目の前の少女は苦しそうに必死にもがいて体をバタバタさせている

僕ってこんなに力あったんだとかは本当にどうでも良かった

この女の子は誰なんだとか思いもしなかった

とにかく今この体がいうことを聞かず人を傷つけているこの状況が怖かった

「くらぇええええーーー!!!!」

パァン!

横から顔面に何かが飛んできて当たった

顔を手で少し撫でるとオレンジ色の何かがついていた

おそらく店員がカラーボールを投げたんだと思う

僕は当たった衝撃と同時に体が動くようになった

バタッ!と音を立てて少女を落としてしまった

そんなことはどうでもいい逃げないと

走ったとにかく走ってパーティー会場へ戻った

そこそこ豪華な会場なのでシャワールームや着替えなどがあって急いでシャワーを浴びて着替えた

準備が終わってすぐお父さんとお母さんを探しにいくと小さな部屋でお茶を飲んで休んでいた

「あんたどこ行ってたの?長かったからお母さん心配したのよ?」

そんなに長くなかったはずだが僕は

「ちょっとうんこがもりもり出てね。下痢だよ下痢」

と答えると

「怜!そんな汚い言葉絶対許嫁の前で使うなよ」

と注意をされた

ごもっともである

合流した僕たちはパーティー会場へと向かった

パーティーというだけあって大企業の社長とかが集まるすごいパーティーらしい

許嫁がいるくらいだから会社を一応継ぐつもりなので他社の社長とかに挨拶をしておくべきだろう

と思いつつも今日のビッグイベントは許嫁との顔合わせだ

許嫁というと年上の巨乳の品のあるお姉さんってイメージと僕は思っている

というかそうであってくれそれがいいんだ

もし巨乳のお姉さんなら三股したい

僕の夢はハーレムってやつだ二人以上と同時に付き合いたい

だから学校に好きな女が二人いる

世間体よりエゴをむき出しにして僕は生きていきたい

だから僕は今日三股するかどうかがかかっている

などと考えていると会場に着いた

このドアを開けた先に許嫁がいる...

ドキドキしてきた

少し怖い

でも気になる

この先に僕の許嫁が待っている!

いろんな感情が交錯しつつも決心をつけドアをゆっくり開けた

中は人で埋め尽くされていた

みんな片手でワイングラスを持ちビュッフェをいただきながら楽しそうに話している

すると横から

「社長!こちらです!」

お父さんの部下の龍太君が手を振ってニコニコしながら飛び跳ねていた

とりあえず落ち着けたお父さんがいうとなにか二人で話を始めた

2分後くらいにお父さんが戻ってくると前から

「こんにちはマイタルコンポレーションの桜です本日はよろしくお願いします」

といいながら50代くらいの夫婦が近づいてきた

お母さんはこっそり

「あれが許嫁の両親よ」

と僕に言ってきたので

「よろしくお願いします川崎怜です」

と自己紹介し終わったその時見たことある女の子が目に映った

赤くて長い髪

幼い容姿

小さい胸

間違いない

僕が夢で見たあの子だ

そして僕がコンビニの前で首を絞めたあの子だ



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