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(四)-2

 そう思い至ると、拓弥の足から力が抜けそうだった。今にもこの場にへたり込んでしまいそうになった。立ち止まり膝に手をつき、前屈みの姿になって、息を整えることだけで精一杯な状態になっていた。

「加島君! どうしてこんなところへ?」

 後ろから声が聞こえた。翔太の声だ。

 拓弥が振り返ると、彼は走って坂道を降りてきていた。ところが、あと五メートルというところで、翔太は足元に転がっている石に躓き、前に倒れ込みそうになった。


(続く)

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