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VR学園~c.p~  作者: 朔
第1章 鬼編
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百合花と放課後デート

放課後、百合花と一緒に帰ることになった。まあ、いつものことだ。

「スイーツが食べたい気分なのだよ」

と言う百合花の発言でクレープ屋さんに来ている。

「チョコバナナ味も一口ちょうだい」

「ああ、ほら」

こうして二人で、デートを楽しんでいる。一成は充分そのつもりだった。


「そういえば出来たぞ二段ジャンプ」

「ええっ!もう出来たの?」

「ああ、ブラックウルフキングを相手にしているときに出来たんだ」

「私もすぐに二段ジャンプ出来るようになるから!」


その後はウィンドウショピングを楽しんだ。口紅やらバッグやらを色々手にとって百合花は幸せそうだ。

「可愛いなぁ、こっちも可愛い!」

一番可愛いのは、百合花だぞ。と、心のなかで静かに一成は呟く。


百合花とケーキを食べて、今日はお開きとなった。凄く有意義な放課後だった。


自宅に帰ると柔軟運動をきっちりとやる。怪我防止が一番の理由だが、他にも蹴りの可動域を広げるためでもある。次に岩に手の甲を叩きつける訓練に切り替えた。これは、何度も繰り返すことで、手の甲がまるで石のように固くなっていくトレーニング方法だ。


家でもVRをすることに余念はない。夕食を食べた後、自分の部屋で横になる。横になりVRを装着してログインする。


始まりの街へ出てどうしようか考える。闘技場で公開マッチでもと考えたが、負けるようなことがあってはいけないと別の事を考える。結果、第二の街へ行き、そこから採石場へ向かうことに決めた。という事で平原に出てくるスライムを片っ端から片付け、第二の街へ到着した。第二の街も盛況であり、特にエルフとドワーフを見かけることが多かった。


採石場にはゴーレムが出る。物理攻撃が効きにくく、魔法攻撃だとすぐに倒せると評判だ。どうりでエルフが多いわけだ。エルフは物理耐性が低い代わりに、3属性の魔法が使える。魔法のプロフェッショナルと言ったところだろう。


採石場へ着くと、ゴーレムが襲ってきた。ゴーレムは非常に鈍足で、ジマでも余裕で避けれる存在だった。攻撃速度はそれなりだが、一歩引いてしまえば全く掠りもしないのだった。


いつものようにゴーレムを集めてから一斉に倒そうかと思ったが、どの程度物理耐性があるのか確かめたかったため、一体づつ倒すことに決めた。二段ジャンプして首もとに飛び蹴りを放つ。すると急所だったらしく一撃でゴーレムはおとなしくなってしまった。ならばと、体に拳を打ち込んでみると、確かに硬い。ダメージが通りにくそうだった。しかし攻撃力20%アップのネックレスを着けているおかげか、簡単にゴーレムを倒すことが出来たのだった。ドロップ品は鉄。


これなら、ゴーレムを複数体相手にしても問題なし、と判断して10体集めた。炎属性を生かしてパンチやキックに炎を纏わせる。それだけでゴーレム10体は跡形もなく消滅したのだった。すると体の色が緑色のゴーレムが現れた。今までは茶色だったので、ユニークモンスターに違いない。ミスリルゴーレムと表示された。炎の拳を叩きつけてみたが、大して効いているようには思えない。

「魔法耐性を持っているというわけか」

ならばと、二段ジャンプでミスリルゴーレムの首に蹴りを入れてやる。今度はまだ体も動くようだ。両腕をブンブン振り回してきた。


炎の翼を出して縦横無尽に駆け回るジマ。ミスリルゴーレムの両腕を避けきって、首もとに二段ジャンプで肘打ちを叩き込む。ぐったりとしたミスリルゴーレム相手に急所目掛けてジャブとストレートを繰り出す。倒すとドロップしたのはミスリルだった。

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