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VR学園~c.p~  作者: 朔
第1章 鬼編
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魔法属性

「今、暇か?」

ユリにそうメールをすると

「ちょっと待ってて」

とのことだった。


しばらくすると

「大木の下で待ち合わせしよう」

と返信が来た。

「了解」

手短に返信する。


大木は始まりの街の中心部にあり、よく待ち合わせに使われる。ユリを待っている間にも、パーティーを組んでいそうな集団が、話し合っている。


「お待たせ。それじゃどこ行こっか?」

「フィールドに出てみないか?どんなものなのかお互い知っておきたいだろう」

こうして二人でフィールドに出ることになった。


「そういえば魔法属性選んだ?」

「いや、全く。考えもしなかったよ」

「じゃあ今のうちに決めちゃおう」

魔法属性は4種類ある。1つ目炎、2つ目水、3つ目風、4つ目地。

「この中なら炎を選ぶ」

「私は、水を選んだよー」

「どんな風に使うんだ?」

「ウォーターボール!」

そう言うと、ユリの手のひらに拳3個分の水の玉が出現した。

「で、このまま相手に投げつけるんだけど、モンスターもいないし、そこの岩にぶつけてオッケーということにしましょう」

バシャと音がして水球が弾けた。


魔法もその人次第で汎用性がありそうだ。それなら俺は炎の翼でスピードアップを目指してみよう。炎の翼を出して走る。そうすると、翼が風をきって進み、かなりのスピードに達した。これなら空も飛べるかも知れないと思って、羽ばたいてみた。バッサ、バッサと羽ばたくと、ほんの数センチだがそらを飛ぶことが出来た。


「なにそれ、凄い!」

ユリに称賛されて、若干照れ臭くなる。

「なんというか、ジマは鬼らしくないよね。金棒も使わないし、スピードもあるし」

「まあ、正規ルートからは外れているだろうな。自覚はあるよ」


二人でスライムを狩る。余裕過ぎるのでこんな提案をしてみた。

「スライムをなるべく集めて一斉に倒そう」

「良いね。やろうやろう!」

二人で50匹は集めたスライムを一気に倒すと、スライムキングが出現した。

「やっぱり、数十匹がトリガーになっているようだな。ユリ、片付けてしまおう」

二人が同時に放った蹴りで、スライムキングは動かなくなり、その隙に打撃を叩き込む。あっという間にスライムキングは消滅した。ドロップ品はスライムの核高品質だった。


「それユリにやるよ」

「ありがと!大切に使うね」

始まりの街へ戻った二人は天丼を食べてログアウトするのだった。

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