第17匹 夢小説
この場合の「夢小説」は、
『元からある物語を基にして描かれた小説』
ではなく、
『作者が見た夢について書かれた小説』
です。
紛らわしくてすみませんm(__)m
まぁ、わざと紛らわしくしたんですけどね(殴
「ほげぇ!!!!!!!」
冒頭から奇声を発してすみません。あんず飴です。
「はぁ・・・・・・・・夢か・・・・・・・・・・良かった」
悪夢を見ました。
や、幽霊とか殺されそうになったとかそういう恐怖じみた悪夢じゃないんです。
妙に現実的で、嗚呼恐ろしや恐ろしや・・・・・・・・・・・。
どんな夢だったかと言いますと。
場所は、なんかでっかいホール。私が立ってる場所はその舞台。私の年齢は、多分二十四歳くらい。
そして同じ舞台にもう一人立っている人が。
その人とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、誰こいつ。全然知らね。
なんか正装してる男が隣にいるんですけど。意外とカッコイイけど顔濃いな。ダメだ、タイプじゃない。
その正装男は、満面の笑みでマイク握ってました。
ん?マイク? あ、なんか喋ってる。なんて言ってるんだろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・で、僕は彼女と結婚の約束を誓いました!」
む、婚約発表?なんて大掛かりな。なんでホールでやるのさ。つーか何気に言葉おかしいよ。
しかもホールはなんでこんなに客で満員なのさ。どんだけ親戚多いの。
で、その婚約者とやらはどこに・・・・・・・・・あれ?舞台に立ってるのコイツだけじゃん。
あ、私もいるのか。だから二人だけ・・・・・・・・・・・・・・・・・え?二人?
嫌な予感が。
視線を落として、私の服装を見てみると・・・・・・・・・・白いパーティードレスらしきものが纏われていました。
なにやら裏方のスタッフとかではなさそうだな。うん。
えーっと、つまりどういう事でしょう。
「僕達、幸せになります!!」
未だに演説していたらしき正装の男が、私の肩を抱く。
いやいや、何この状況。
えまーじぇんしー えまーじぇんしー 緊急事態発生 緊急事態発生
「緊張してるのか?大丈夫、俺がついている」
「ぴぎゃぁぁぁああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
むしろどっか行ってくれ。
気が付くと、明るい感じのカフェにいました。
あれ!?あの馬鹿でかいホールと今時寒いキモ男はいずこ!?や、この世から消えてくれたなら問題ないですけど!
「おーい、なにボーッとしてんの。早く行くよー」
聞きなれた声に振り向くと、そこにはよく知る友人A.B.C.Dが。
手にはケーキと紅茶が乗ったトレイが。どうやらお茶に来た様子。
友達たちがとった席に座り、雑談しながらティータイム。
あぁ、きっとあれは夢だったんだな・・・・・。ストレス社会に生きる私の疲れの象徴な夢だったんだな・・・・・。
「あ、そういえば昨日婚約発表だったらしいじゃん」
友達Aの口からとんでもない言葉が。
「あー・・・・うん」
私も何普通に答えちゃってんの!まぁ夢だからしょうがないんですけど。
「それにしてもビックリだ。アンタが玉の輿のっちゃうなんて」
なるほど、キモ寒男は坊ちゃんなのか。だからあんなに大掛かりな婚約発表を。それにしても大袈裟な気もしますが。
「でもさ、アンタの親どころかアンタの了承さえも得ないで勝手にあっちが結婚進めちゃってるんでしょ?アタシだったら嫌だわ」
そ、そうだったのか・・・・・。ってキモ寒男自己中すぎだ!私の了承も得てないってどんだけ!!
「なんだっけ?あのお坊ちゃまが一目惚れしたんだっけ?」
と、友人Bが。
うそん、そうなの!?
「アタシが勤めてる銀行に来た強盗を半殺しにしたアンタに」
凄ぇ私!
「でもさー、一緒にいた私達が止めなかったら、アンタ全殺しにするところだったよ」
怖ぇ私!!
「だってぇー・・・・あんな可愛い女の子と男の子を人質にするなんて許せないじゃん」
「このロリコンが」
「ロリコンで何が悪い」
認めちゃったよ、私!!
「結婚かー、なんか不安が募るよね」
カフェを後にしブラブラ散歩している中、友達Cが溜息を着きました。
「私もさー、明日挙式だけど」
そうなの!?え、初耳だってば!
「やっぱ不安だよねー」
「でもさ、好きな人と一緒になれるんだから心配する事ないよ?アタシもそうだったけど、今は毎日楽しいし」
ほぅ、Aはもう結婚してるのか。皆様結婚するのが早いなぁ。もっとゆっくり生きようよ。
そして、なぜか場所はあの馬鹿でかいホール。ってなんで!?
どうやら結婚式が始まるようなのですが。さっきまで友達と並木道を散歩してたはずなのに・・・・・・。
私が纏っているのはウエディングドレスに見えない事もないスカート丈が短い白いドレス。
なんなんだ、この身軽なウェディングドレスは。どうせならちゃんとしたの着せやがれや。
「この丈は、坊ちゃまの趣味でございます」
うわぁ、なんなんだ。その坊ちゃまは。
つーかキモ寒男の名前知らないし。なんなんだ、この結婚。
「俺は君の全てを知ってるから問題なし!」
どっから出てきたんだ、キモ寒男。なんだよ、全てって。うーわー、ぶん殴りてぇー。
でも殴ったらそこら辺に異常なまでにいる黒いスーツのボディーガード達に取り押さえられるんでしょうね。
あー、もう諦めた方がいいのかねぇ。
諦めがついてきたところで、式開始。
ホールの舞台で挙式って。変なの。
あ、つっこみに勢いが無くなってきたのには勘弁を。夢の中での私の精神力と体力が限界に達してるので。
「病メル時モ、健ヤカナル時モ、生涯愛シアウ事ヲ誓イマスカ?」
外人の神父がお馴染みの言葉を発っし、寒男も
「誓います!!」
と間髪いれずに言ったので、後は私が誓うだけ。・・・・・・・・・・・なんですが。
「そんな事誓えませんけど」
私の猛反撃。夢の中の私はキレた模様。
「第一今愛してもいない奴に病んでるときまで愛せるかってーの」
おぉ、自分にしては良い事言うね。
「つーかお前誰?って話。名前も知らない上、まともに話した事も無いのになんで結婚しなきゃなんねーんだよ、豚!」
わー、私大暴走だー。
「こっちの承諾も得ず事を進めようとする奴に、愛してくれる人なんざいねーよ、バーーーーーーーカ」
と、言ったかと思うと、寒男にアッパーカット。の後にキックで腰砕き。
自分の事ながら、すげぇ。容赦ねぇ。
そして、黒いボディーガード軍団に取り押さえ。嫌だよー、あっちが悪いんだよぉー。
そんでもって牢屋へガシャン。なんだよー、何で牢屋にいれられなきゃなんねーんだよぉー。
「お前に与えられる罰は・・・・・」
なに、もう罰与えられんの決まってるんですか。
「一週間坊ちゃまとベッタリな刑だぁ!一週間、半径一センチメートル以上離れる事を禁ずる!どうだ、嫌だろう!!」
「一センチメートルってほとんどくっつけって事じゃん!つーかお前の今の発言は坊ちゃまの事も否定してるし!!」
「坊ちゃまがウザイ事は皆百も承知!だが従わないとどうなるか分からんからな!」
「お前酷いな、自分全てか」
「だまらっしゃいぃ!では今すぐに坊ちゃまとお前を接着剤でくっつけてやる〜〜〜」
「いぃやぁああああ!!!!!!!!!!!」
「ほげぇ!!!!!!!・・・・・はぁ・・・・・夢か」
夢で良かったー!!なんだこの微妙にありそうで有り得ない変な夢は。
しかも自分の力が凄い。銀行強盗半殺しって。成人男性(だったと思う)をアッパーカットって。なんなんですかね。
夢って恐ろしい。なんか疲れました・・・・・・・・・・・・・・・。
皆さんも夢にはご注意を。無駄に精神と体力を削られ、その日一日何もやる気が起きなくなります。
べ、別に『色々サボるための良い言い訳発見☆』なんて思ってないんだからね!?
夢って怖いですよ。
まだ「これは夢だ」って分かってる夢なら怖くありませんが、
夢だという自覚が無い場合の夢は恐ろしいですよね・・・・。
え、私だけですか?^^;