第11匹 小雨の帰り道
久しぶりの更新です♪
暫くPCの前に座ってなかったため、少々鈍ってしまい文章に変な部分があるかもしれませんが、ご了承くださいm(__)m そして教えて下さい。直します^^(笑
テストが終わりました。あんず飴です。
はい、テストが終わりました。
え?テスト期間が終わったのかって?
勿論、そうです。
でも、テストの中身も終わったんです。
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だってだって!!!歴史なんて現代社会に要らないでしょ!?徳川家の一族が何をしたかなんて知りませんよ!!!!
数学だって!!なんですか、代入・連立・関数!!!!こんなのどこで使うんですか!!!!!!!
科学・生物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もうこの二つに関しては話す言葉が見つかりません!!!!!!
英語なんか知らなくても日本語が分かってれば問題無いでしょう!?生憎外国に行く予定はありませんから!!!!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふう、スッキリした。
とにかくボロボロだったのです。でもそれも終わった事、クヨクヨせずに前を向いて歩こう☆
世間は梅雨。つゆ。ばいう。ジメジメムシムシイライラの季節真盛りです。
「もう六月かぁ・・・そりゃ降るよね〜」
学校の帰り道、小雨の中傘を片手に持ちながら歩いていた私が呟くと、
「え!!もう六月!?」
と聞き返す友達。
「・・・気づいてなかったの?もう六月半ばだけど」
「うそ!そうだっけ?」
天然なのか、ボケてんのか、素で驚く友達。
「なんかさ、同じ様な日々の繰り返しで曜日感覚とか無くなっちゃうよね」
「アタシは別に無くなんないけど・・・・てゆーかそれ曜日感覚違うでしょ。せめて言うなら月日感覚じゃない?」
「あ、なるほど!」と笑う友達。可愛いけどなんかズレてる気がする・・・・・。
「なんかさー・・・毎日が同じ事の繰り返しって本当に最近思うのよ」
「へー・・・・」
本当にそんな事思う人いたんだ・・・・・・。少なくとも私は思わないけどなぁ。毎日が生き物図鑑のネタみたいなもんだし。
「ねー、そう思わない?」
同意を求めてくる友達に
「んー、アタシは結構楽しいよ?毎日」
と返す自分に正直な私。わざわざ友達に意見を合わせる理由もないしね。
「紫陽花、咲いたねー」
私が見つけたのはついこの前までまだ白っぽい蕾だった紫陽花。今は青や紫、ピンク色に染まっていました。
「おー、綺麗じゃのぅ」
「なんかじじ臭い」
満開とまではいかないけれど、ほとんどの花が開いていました。
「そういえばさー、紫陽花が全部綺麗に開いてるとこって見た事ある?」
紫陽花って気が付くと枯れてるんですよね。まぁ梅雨に咲き誇るから夏になると萎れてしまうのも分かるのですが。
「あー、そういえば無い。紫陽花ってさ、咲きかけとかは綺麗だけど少しでも枯れちゃうと一気に汚く見えちゃうよねー」
「確かにねー」
だったら桜もそうかな。木に咲いているときは凄く綺麗だけど、すぐ舞い落ちて地面に落ちて踏まれる。
「紫陽花じゃなくてもさ、花って全部が咲ききった『満開!!』って見れないよねぇ・・・・・」
そう私が呟くと、友達はなぜか話しをチェンジ。
「そいえばね、ウチさ、昔お姉ちゃんの年を抜かしたかったんだー」
結構ありがちな妹の思惑。
「でもさ、誕生日でウチが一つ年をとった!・・・って思うと、またお姉ちゃんも誕生日が来て、すぐ元通りなんだよね」
「まぁ・・・・・そーだね」
「それでさ、それがもうホンッットに悔しくて大きくなってやるーっ!て意気込んだんだけど、やっぱり無理なんだよね」
「あはは〜可愛い子供時代をお持ちで」
私は姉だからそのキモチはよく分からないのですが。
「親からも無理だって笑われたけど、どうしても年を抜かしたくてねー。特に理由も無いのに。なんだろうね?なんか自分
でも無理って分かってても、なんか抜かせそうでね。あ、勿論今はそんな事思ってないよ!?」
あぁ、なるほど。
一つの蕾が開けば、一つの花は枯れる時期が近づく。
一つ自分が年をとれば、自分より年上の人はまた一つ年をとる。
分かっているけど。
全部花が咲いたところを見てみたい。
お姉ちゃんの年を追い越したい。
そんな事を思ってしまう。
この二つ、なんか似ている。
そんな事を思った、小雨の帰り道。
小雨っていうのは人をムーディーな思考に導きますよねぇ・・・・・・・(遠い目
紫陽花って結構すぐ枯れるんですよね。だからその道を通るたび、
「今日はまだ枯れてないよな・・・・枯れてないよな!?」とドキドキハラハラしています;この土・日で枯れたらどうしよう・・・・・・・。
雨を降らす闇魔術でも試すか(殴