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英雄たちの回廊(Ⅱ)  作者: 松本裕弐
【元勇者と仲間達の回想録】
69/187

【★45-3話:ヴィエンヌ城の地下温泉大ホールで!】

小説家になろう運営事務局より

『当該小説を確認致しました結果、・18歳未満の閲覧に不適切と判断される性描写が存在すること』

との指摘がありました。但し運営事務局より該当表記場所の具体的指示は得られ無いので当方でそれらしき表現の項の見当を付けて改稿をしました。


初稿については『ミッドナイトノベルズ』への移動を行っています。

https://novel18.syosetu.com/n1050en/69/

 二人して洗い場に先に上がってそれぞれの身体を洗っているようだが、二人とも全身を泡まみれにしていた。其れは其れで何かそそるものがあるが、今は其れには触れておかないで於こうと思った。

 そうこうしていると、二人から呼びかけられた。

「ラリーっ! 準備出来たから来て~っん。」

 なんか今サギの声が裏返っていなかったか? しかし、来てってなんで?

 いろいろ疑問は残るが言われる通りに彼女等の待つ洗い場の方に出向いていく。まあ運良くその場に放られていた手頃な大きさの布切れを見つけたので其れを自分の腰にぐるりと巻いて赴くことにした。

「ほらっ、ラリーはそこに座るの! そこっ!」

 サギの指の差す方向に座椅子がひとつあった。

「此処に座ってどうするんだ?」

「いいの~ぅ」

「ハイハイ」

「ハイは一回でいいの、わかった?」

「はい」

「宜しい、では始めます~ぅ」

 サギの号令に呼応して俺を挟んで二人が後ろと前に膝立ちで並んだ。サギが後ろでウギが俺の前にいる。二人とも全身を泡まみれにしていて不思議な様相になっていた。

 まあ、その泡のお陰で直接裸体を見せる形にはなっていないことが唯一の救いだったがそれでも二人の艶めかしい肢体を直視しないように天井を見上げながら俺は彼女等の言うなりになっていた。そんな俺の身体を二人で優しく手洗いしてくれていた。

「どうおう~ぅ、お客様どこかおかゆい所はありませんか?」

 そんな事を甘い声でサギが言ってくる。かゆいって言うよりも手洗いでこそばゆいんだけど……。

「お主の身体は流石に鍛えてある身体じゃのぅ――わらわとしてもちっと恥ずかしいの~ぉ」

 いやいやウギさん恥ずかしいのはお互い様なんだから、止めませんか? って言っていい?

「ウギ駄目よっ! そんなこと言っちゃラリーのためなんだから頑張るのよ」

 そう言ってサギはその可憐な手で石鹸の泡を捏ねくり回しながら俺の背中を洗ってくれていたがふっと手の動きが止まり次に二つの大きく柔らかな感触が俺の背に押し付けられてきたのがわかった。

「おい、サギっ! な、なにを……」

「何って……そ、それは……言えないわ……恥ずかしい~ぃ」

 おいおい言えないなら止めて貰えませんか。て、感触で解るからね~ぇ。俺も顔を真っ赤にして俯くしか無かったが、ウギがその俺の顔を覗き込むようにして下から抱きついてくる。

「それじゃ、わらわも前から行くのじゃぞ」

 そう言いながら身体ごと俺に預けるようにして胸元に抱きついてきた。前門のトラ後門の狼ならぬ前門のFカップ後門のDカップだ。残念ながら俺の記憶は此処で途切れた……。

 サギやウギの艶麗えんれいで扇情的な感触に俺の羞恥心のフューズが飛んだ瞬間だった。サギ達の女体免疫作戦に耐えきれず俺は鼻血を出しながら気を失って倒れ込んだ。

「『あっ! やだ~ぁラリーっ!』」

 二人の驚く声が耳鳴りのように頭の中に木魂していたよ。


 気が付いた時はいつもの如くサギの膝枕の中だった。身体が冷えると言う事で三人とも湯船の中の浅い所に腰掛けた状態で俺は半身湯の中に浸かって微睡まどろんでいた。

 俺の目の前には今サギとウギが申し訳なさそうな顔をして項垂うなだれたまま座っていた。俺はサギの膝枕から身体を起こしながら二人に問い掛けた。

「さて、サギっ! ウギっ!」

「『あっ、はい』」

「これはサギ達が考えたとは思えないのだが……誰の入れ知恵だ~ぁ?」

「……」

 サギは顔を真っ赤にしたまま視線を逸らしている項垂うなだれている、しかも目が泳いでいて落ち着きが無い状態だ。それでも、何か言いたそうなそぶりで口をパクパクさせている。

「……ラリー……あの~ぅ、そのね」

 まあ、このまま答えを待っていても何だな~ぁとも思い、サギとウギの二人ともその艶めかしい色香のままで直視するのも憚られたのでその場から席を外して俺は脱衣所の方へと向う。

 脱衣所で手頃な大きさの布きれを探した、彼女等の上半身以下を包み隠せる大きさの布きれを見つけると其れを携えて二人の元に戻っていった。

「サギもウギも、此で身体を隠してくれ」

 二人から視線を逸らして、そう言いながら俺は脱衣所から持ってきた大きめの布きれを二人に渡した。

「『ありがとう』」

 サギもウギも項垂うなだれながらも俺の差し出した布を胸の上に巻き付ける形で一枚の薄切れの布地を綺麗に着こなした。其れは其れでまた彼女等の身体のラインを綺麗に見せる美しさがあった。

 そんな二人の姿に見惚れているとウギが声を掛けてきた。

「ラリー? どうしたのじゃ?」

「あっ――いや、何でも無い」

 俺は二人の前に腰を降ろして座った。そして、彼女等と目線の高さを合わせた状態で先程の問いかけの内容の仕切り直しを始める事とした。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【小説家になろう運営事務局より『当該小説を確認致しました結果、・18歳未満の閲覧に不適切と判断される性描写が存在すること』との場所と仮定して此処の文章の改稿しました。

本項の初稿については『ミッドナイトノベルズ』―『n1050en/英雄たちの回廊(R18指定)』への移動を行っています。】

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

次回【45-4話:ヴィエンヌ城の地下温泉大ホールで!】を掲載いたします。

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