【26-2話改稿:ウギさんは水も滴る好い美少女でした!】
前回の一人称主人公表記から改稿してみたいとちょっとづつですが、弄り直し始めました。本来のシナリオは変わらない予定ですのでご容赦くださいますようお願いいたします。
「ウギよ、俺と一緒に来るか? あっ……勘違いはするなよ、俺も冒険者として旅をする者だった。今は暫しの間、ベッレルモ公国の聖都テポルトリに長期滞在をしているがそのうちまた旅に出るつもりだった。その時まで待てるのであれば仲間として一緒に旅をするのいいかもな。……決して、男と女の関係を求めてはいないからな! ウギ、あくまでも、な・か・まとしてだぞ!」
「えっ……! 本当か! いいのか、ラリー?」
「ああ! 男に、二言は無い! ……と思う、たぶん? それと俺も貧乏だからな、先に言って於くが……」
やっぱり、ラリーは最後は締まらなかったがウギはそんなラリーのことなんてお構いなしに大はしゃぎであった。まあ、其れだけ喜んでくれるならラリーも決断のし甲斐があったというものであろうと思う。
しかしながら現実問題、今のラリーは貴族の護衛の道中だから明日から直ぐと言う訳にはいかなかったようであるがそこは思案のしどころ。ひとまず、明日からの対応を考えながらも対応をウギに相談し始めた。
「なあウギ、俺が今回の仕事から戻るまでの間ひとりで待っててくれないか? 今回の仕事を途中で放り投げるわけにもいかないし、此処からお前らを一緒に連れて行くのは難しいだろう、ここ二、三日の事だから。あれなら先に聖都テポルトリに行ってても良いし、どうだろう?」
「妾は嫌じゃぞ……お主の傍に居たいのじゃ、他に手は無いのか? 何ならここで妾が服を脱いで裸になれば良い案も浮かぶやも知れぬの」
ウギはそう言い終わらないうちに既に貫頭衣を脱ぎ始めようとしている。
「こらっ! 脱ぐな! 馬鹿、胸が見える、頼むからやめてくれ」
ラリーはウギが自分の服を下から捲り上げようとしているところを彼女の後ろから抱き抱えるようにして無理矢理、押さえ込んだ……筈だった。が……ラリーの両手はちょうど彼女の豊満な乳房を後ろから鷲掴みにする形になってしまった。『むにゅっぅぅ』とも『たゆん』とも筆舌に尽くしがたい柔らかな感触がラリーの掌に伝わってくる。
「はぁっん……ふぅんっ、やだっぁ~らめ~ラリーんっ」
――おいっ! こらっ! 俺は何やってんだ……。
と心の中で思っていても言っても彼女の柔肌がラリーの掌に吸い付いて離れない。いや、あまりのことに動揺したラリーはその手を離すことが出来ないでいた。
掌がむにむにと小刻みに動くたびに押し殺すような甘い吐息がウギの僅かに開いた口元から艶めかしく漏れ出していた。それが微かな喘ぎ声に変わってきたところで奴がラリーを止めてくれた。
――ラリー! いい加減にやめんか! ぼけ~っ!
ヴァルが思いっ切りラリーの後頭部を思いっ切り、ど突き倒してくれたおかげで何とかそこまでで踏みとどまれる事になった。
まあ、その分、ラリーはもんどり打って倒れた訳だがこの場合は感謝するところであろう。
淫魔の如き細やかな動きをするラリー手から逃れられたウギは、それでも暫くの間は朦朧とした意識の中にいたようである。とろ~っんとした上目遣いで彼のことを見ていたが。
「ラリー! いきなり~ぃ……は~げ~し~いっ!」
と、嬌声をまだ帯びた言葉遣いで文句とも感想とも言えぬ言葉を呟く。
それでも脱げ掛かって際どく捲れ上がった貫頭衣を整えながらウギはラリーに問い掛けてきた。
「ラリー、どうじゃった、妾の感触はのぉ? いかがであろう、妾として十分な素質があろうぞ。これから毎日味わってくれても構わぬぞ、妾も……気持ちが良かったのじゃぞ、お主も好きよのう」
「いやいや、流石に毎日ヴァルに後頭部をど突かれ続けていたら、そのうち
死ぬって。今宵は俺も若気の至りだったと言うことにしておいてくれ、済まない。以後、気を付けることにするよ。」
と、そんな呑気なラリー達のやり取りを温かな目で見つめてくれているヴァルがそこいた。
ヨル爺にひとりコテージの警護を任せて出てきてから既にだいぶ時間が過ぎていた、そろそろコテージの警護に戻らねばならないと、ラリーは早急にこれからのことをウギと話し合っておく事にした。
とは言っても妙案が直ぐに浮かぶ訳でも無いし。どうしたものかと唸っているとヴァルが妥協案を出してきてくれる。
――今日は私達は此処で夜を明かすわ、さっきのことを見てたら二人きりは危ないわね、将来はお嬢の想いを叶えて上げたいけれど出会った今日の今日であれはね、酷すぎるわ。明日の朝、温泉宿の方を訪れるつもりだから其れまで私達も護衛師団に同行できるようにお願いね、ラリー!
ラリーも其れなら何とか近衛師団長の許可を貰う時間もとれそうだと思っていた。
――私達も魔力使いとしては力のある方だと思うわ、役に立てるわよ、きっと!
そうヴァルは魔力念波でラリーに打開案を授けてくれる。
確かにヴァルの魔力能力は疑うまでも無く最強だし、純白の『白気』の魔力気を持つウギも其れなりだろう。にべもなくラリーはヴァルの提案を了承する事にした。
ヴァルの思いは直接はウギには伝わらない為、ラリーが自分の考えとしてウギに伝える。が、そうなったらそうなったで愚図り始めたのはウギであった。
「ラリー、戻ってしまうのじゃな! 妾達を捨てて、薄情者! 甲斐性無しじゃな、お主」
「いやいや、そうじゃないっての。ウギ!」
――もう、半宵も過ぎて日付も既に変わってるって、まあ明日の為に今夜はさっさと戻ってヨル爺を味方につけておく……のが良いかな?
ひとまず、その先の話はその後で良いだろうとラリーは考えていたようである。
愚図るウギを宥め賺してからヴァルにウギを預けてひとまずラリーはその場を後にする。ヴァルとの約束を守る為に今日出来ることをしっかり遣っておかなければと心に決めた彼であった。
次回【27話:ウギさんヨル爺の関係は!】を掲載します




