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ある日

作者: 山鷺 青

世界は理不尽で満ち溢れている。


朝、目覚まし時計が分解されている。

机に朝食の材料が置かれている。

食パンの袋に乾パンが入っている。

靴の爪先に丸めた新聞紙が詰まっている。

玄関の前に力士が寝ている。

信号がギリギリで赤になる。

チャイムが無慈悲に鳴る。

不良生徒に睨まれる。

男子生徒に足を踏まれる。

女子生徒に嘲笑される。

机に直にピザが置いてある。

食べるとタバスコの味しかしない。

授業が終わると頭にタライが落ちる。

帰ろうとするとヤクザが小競り合いをしている。

信号がギリギリで赤になる。

玄関の前にレスラーが寝ている。

ピザの請求が来る。

姉ちゃんにこき使われる。

コンビニまで走らされる。

パン買って帰ると家が爆発する。

中にいたはずの姉ちゃんはピンピンしている。


世界は理不尽で満ち溢れている。


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