再び女子高生に
次の日、
私と光一は光一のいとこ¨さとし¨のパーティに誘われ、会場に行った。
「わぁ!すごい!!」
私は少し興奮気味だった。
・・・こんなことしてる場合じゃないのに。
「来てよかったな」
光一が子供のような笑顔を見せる。
「う・・・うん」
向こうから男の人が近づいて来た。
「やぁ。光一久しぶり」
「おーさとし」
この人がさとしかぁ。
はじめてみた。
「君が美奈子ちゃん?」
「は・・・はい」
さとしはニコッと笑う。
「僕はさとし。よろしくね」
「よろしく。さとしお兄ちゃん」
・・・いちお¨お兄ちゃん¨って言っといたほうがいいよね。
「それにしてもさとしん家はすげぇなぁ」
「ハハッ。そんなことはないよ」
「さとしお兄ちゃんお金持ちなの?」
「うーん・・・。まぁ親父が社長なだけだよ」
す・・・すごい・・。
お父さんが社長なんてうらやましい・・・。
数分後、
さとしが私にケーキを持ってきてくれた。
「はい。どーぞ」
「ありがとう。わぁ美味しそう♪」
私はケーキをパクパクと食べる。
・・・ホントに子ども扱いなんだな。
そう実感させられる。
ケーキを食べ終わると、
ドクンッ
急に胸が熱くて苦しくなった。
「うっ」
声が漏れてしまった。
「どうした?」
光一が心配してくれる。
「な・・・なんでもない・・・」
「苦しんでるじゃん!なんでもなくないよ!!」
・・・どうしてこんなに苦しいの?
「わ・・・私・・・トイレ行って来る」
私は光一のもとから逃げるようにトイレに向かった。
「美奈子ちゃん!」
私は光一のことはお構いなしにトイレに向かった。
・・・苦しい。
・・・胸が熱い。
それから何秒か経つと私は気を失ってしまった。
「ン・・・」
私は目を覚ました。
そっか・・・。
私、気失ったんだっけ・・・。
私は起き上がると鏡を見た。
するとそこに映っているのは女子高生の姿の南だった。
「・・・え?どうして戻ったの?!」
私は驚きながら考える。
・・・もしかして、あのケーキに何か入ってたのかな・・・?
そういえば、あのケーキかすかにお酒の匂いがした。
もしかしてお酒を飲むと元の姿に戻るのかな。
まぁ・・・。
なんにせよ、戻れてよかった。




