昔々あるところに
その昔エライ誰かが言った。
右の乳をもがれたらバランス悪いから左の乳ももぎなさい。
「フミエの乳をもいだとこで私の胸は痛まないわ。」
構わず第二射。
ばしゅっ!ぱしっ!白羽取りっ!
そりゃそうだろうがちったぁ躊躇しやがれっ!
「~~~~~~!?」
ミナミのおっぱいを鷲掴みにしてやるとミナミが非常に暴れたが構わず力を込める。
「この淋しい乳じゃもぐのも大変だから、フミエで我慢してやろうかと思ってたがもう許さん。」
―えぐってやる。
「ひいう、ごめんなさいゴメンナサイゴメンナサイ~っ!」
そう思って力を込めたらミナミが青ざめて謝り始めたので手を離してやる。
「ごめんなさいゴメンナサイもう二度としませんから許してください。」
謝り倒すとはこのことか、涙を浮かべ土下座えもんになりはてた。
ちっ、フミエの役立たずめ、乳の一つで友達を止めるくらいの芸当をしてみせろってんだ。
「お兄ちゃぁぁんっ!!」
ミナミを蔑みながら呟いたら、フミエが叫びながら明後日の方向に走り出した。
フミエはお兄ちゃんっ子だったのか?
「誰かフミエ殿を止めてくれっ!」
その後ろを護衛騎士が追いかけていく、ついでに吊り橋効果で恋愛にでももっていけたらいいな。
「そして誰がカズサだ。」
土下座しているミナミをそのまま踏みつけてやろうかと思ったが流石にやめる。やりすぎはよろしくない。
代わりに、ヤシの種類の果物を水筒替わりに持ってきていたので荷物から取り出してミナミの前に置いてやる。
「?????」
なにこれどうすんの。とミナミが顔を上げたので実を持ち上げる。
「コレはヤシの種類でな、ホントはココナッツあたりの方がいいんだが、ココナッツミルクってどうやってとるか知ってるか?」
ふるると顔を左右に振るミナミ。
「そうか知らないか、仕方がない特別に教えてやるよ。」
「そっ、それで殴られたら頭が割れちゃうっ!!」
バカいえそんな真似するか。だいたい頭スッカスカで割れたとしても感触なんかないだろう。
ふんっ!
みきっめりめりめり。
ばきゃ☆ぼたぼたぼた…
右腕一本で果実を握り潰し、硬直しているミナミの前にお供えしてやる。
しかし、本来ならヤシの実くらいなら瞬殺できるんだがどうにも調子が出ない、やはり呪いの腕輪か?
それはさておきミナミが酸っぱい物を食べた後みたいに口をすぼめているのが気になるがとりあえず放置。
「ミナミ。」
「はいっ!」
がばりと平伏するミナミだが、そんな事せんでもいい。
「こうやってもぐと早く人間もミルクが出るようになるって?」
「なりませんっ!」
カサカサと後退してゆくミナミ器用だなお前。
「んで、フミエとタイチはどこ行った?」
「おっぱい庇いながら泣きながら走ってったフミエを追いかけきますた。」
。呆れたようにイチローが答えた。さいですか。
「イチロお前もしかしておっぱい嫌いか?」
「いや、なんで?」
おっぱいの話ししてたら混ざりたがるのが男の子だろ?
「今にももがれそうな物体に興奮とかしたら凄すぎるわっ!!」
本気で絶叫された。
はっはっはっ。もしミナミがもがれたらお前が面倒みてやれよ?
そしてフミエは星になった