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(94)出航直後の探検

 暫く、討伐依頼を重ねて小金を稼いでいると、ようやく出航日になった。

 事前に札は用意しているので添乗員に見せて船の中へ入っていく。


「此処か」

「じゃあ、ノンナとサザナミ、コクヨウはこっちな」

「「「はーい」」」


 俺はワカバと一緒に船室に入る。荷物をベッドの下に忍ばせておく。

 防犯としてやっているが船室には隠すところが少ないので、まぁ、気持ち隠す程度だ。


「直ぐにきますよね」

「寝る場所分けただけだし」


 すると、ノックが聞こえてきた。ノックを返すと規則正しいリズムが返ってきた。扉を開けるとサザナミ達が出て来たので入れてやる。


「お邪魔しま~す」

「「しま~す」」


 入ってきてもらってもトランプくらいしか用意はできないんだけどな。


「出航まで時間はあるし、どうする?」

「暇潰し道具は既に作ってあるから、コイツで遊んでいるか」

「おお~」


 出航まで暇潰しに遊んでいることにする。


❖  ❖  ❖


 鐘が鳴った出航時刻だな。今はトランプで遊べることをやってるけど、ダレて来たな。売店もあるしそこに行ってみるか。


「お供する」


 なんかノンナが付いてきた。まぁ、別に良いけど。

 売店に辿り着くと、そこには暇潰しになるようなモノが多く置いてある。迷宮移動用の道具を買う資金を除いても、そこそこ余裕はあるし幾つか買うか。


「お兄さん、何か買ってくかい?」

「工具はあるから、材料が欲しいんだよな」

「これとか綺麗じゃない?」

「まぁ、質の良いのとか選んでいくか」


 サポートさんの力を借りて、質の良いのを選んでいく。ノンナ用のお菓子も選んで暫く探検することにする。


「甲板に出てみるか?」

「行ってみよう」


 二人で甲板に向かう。甲板では船員が忙しそうに働いているのが良く見える。


「色々あるねぇ」

「この国から水ノ国への輸出品だな。薬草とか果物とかを運んでいるらしい」

「水ノ国は魚とか醤油とかが有名らしいね」

「観光するのが楽しみだよな」


 ワクテカが止まらないこれからどんな冒険が待ってるのかな?

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