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(77)港町での買い食い

 美味しい物は幸せだよね。ココでは世界中から仕入れてきているっていうから楽しみ。この世界は料理技術は低いけど、素材は絶品が多いから満足できる。不満があっても自分で作ればいいし、美食の点ではこの世界はサイコーだね。


「美味しそうな匂い」

「あっちからする」

「あ~もう、行くなら私も一緒にです。絶対迷子になるんですから」

「失敬な」

「湿気な」

「言葉がおかしいですよ」


 ボケたんだが、真顔で突っ込まれた。

 今日の目的は食料の買い出しも入ってるけど、最初は腹ごしらえとかしないとだよね。名物の調査がこの先必要になってくる。

 という訳で、ワカバを撒いてノンナと一緒に名物巡り。………財布はワカバが持ってるんだった。くそ、従うしかないのか。


「買い出しを先に済ませればあとは自由にしていいですからそっちを優先しましょう、ね?」

「………そだね」

「仕方ないね」

「分かってくれたのなら、行きましょう」

「はーい」


 ワカバは真面目だなって、そうは言っても買い食いでお金を使い過ぎちゃうと彼に怒られちゃうもんね。………仕方ない。買い出しをなるべく安く済ませて、色んなことに使えるお金を増やすか。多めにお金は貰っているけど、それでもいいものは食べたい。


 そんなこんなで買い出しから二時間鮮魚も精肉も新鮮なお野菜も全部バッグに詰め込む。これで食材を無駄にしないなら数ヶ月は持つはずだ。

 さぁ、ここからは食い倒れの時間だぜ。


「先ずはあれから行こう」

「うむ」


 スパイシーなお肉の感じがする。


「おじさん頂戴」

「ほい、幾つだい?」

「3本」

「あいよ」


 おじさんは焼いている途中の串にタレを付けて両面を焼き上げた。


「ほれ、五百エルな」

「あい」

「あんがとよ。気ぃ付けてな!」


 おじさんの肉串は牛肉の様な感じだ。そこに味の濃いソースが染み渡りながら焼かれて焦げた感じがたまらない。味自体も良いけど、肉厚で歯応えがあるそれが食欲をそそる。うん、おじさん、いい仕事をする。


「次はあっちに行こう」

「あっちは何かを挟んでる奴だね」

「行ってみよう」


 これは、ケバブっぽい? まぁ食べてみよう。


「んんっ!」

「なんか、うん、酸味があるね」

「柑橘系の奴だね。食欲がわいてくる」

「んっ、んぐぅっ、んむ、はぁむ」


 その後は三人無言で食べ続け、別の屋台を巡って、集合の時間まで屋台巡りを続けた。それでも結構、お金は余ったね。

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