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(56)鉱山での成果

 いやー、満腹、満腹、いや、大漁大漁。


「そういや、此処ってダンジョンなんだよな」

「そうだね」

「じゃあ、誰か管理しているのかな?」


“管理者は登録されていません”

“そういや、管理者ってどうやって登録されるの?”

“ダンジョンをストレートに踏破出来れば、管理者として登録されます”


 ふーん。そういや、あの時は一回も外には出た事ないな。という事は、今回も外に出なければ管理者に成れるのか。

 という訳で、少し話してみる。


「なんかあるの?」

「正直に言えば、拠点としての能力は既に持っているからなこれ以上増やしてもあんまりメリットはないな」

「正直鉱石系のダンジョンならこれの他にもあるだろうし、手強いのがいなかったとはいえ奥の方に行けば何かはいる。クリアしてもあんまり美味しい思いはなさそうだしね」


 他も興味はないという感じだった。正直、俺も興味はないのでこのまま出ていって換金して終いだな。いくつか金になる魔物も狩ったし、暫く資金には困らなさそうだな。


「美味しいもんでも食べるか」

「肉系が良いな」

「魚も魅力的だし」

「フルーツも良いな」


 今日の夕食に思いをはせて、俺達は帰路につくのであった。


❖  ❖  ❖


 あそこが換金所か。日も暮れてきて帰り際なのか、人も並んでいるし。


「並ぼうか」

『ほ~い』


 そういや、此処は結構統率されて動いてんな。騒ぐと報酬を受け取りそびれるからだろうか。まぁ、俺達も静かに順番を待って待つか。

 待つこと数分で順番が来た。おっちゃんが見てくれることになった。


「お前らは、見ない顔だな」


 おっちゃんはそう言いつつ鑑定スキルを使って、鉱石の種類と重量を調べてそれをメモして適正な価格で換金してくれた。見た目は厳ついが、良さげなおっちゃんである。今後もここを利用していこう。


「ありがとうございました~」

『ありがとうございました~』


 宿に戻ってこの街での行動計画を立てるか。

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