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(41)管理人の特権

 迷宮に侵入してきたのは進化直前のアーク・ゴブリンが三体。どれもレベルは40代。その強さは押して知るべきだろう。


「という感じだ」

「成程、どうしましょう?」

「戦いに行かないとレベルも上がりませんし、分断して襲いに行きましょう」

「承知致した~」


 そう言われると迷宮の構造を操って個々に分断する。


❖  ❖  ❖


 三人娘たちが戦いたいというので俺は観察することにする。PCに監視カメラを通した映像の様に様子が映る。


「最初はコクヨウか」


 コクヨウは出会った瞬間に近付いてアッパーをかまそうとするが、ゴブリンは持っていた手斧を振り払って弾く、それをバク転の様に避けて、しなやかに体勢を変えて再度接近し滑り込むように内側へ入っていく。裏拳と爪撃を組み合わせて超接近戦で攻撃する。ほぼ張り付いた状態で相手の動きを阻害しつつ攻撃を加える。

 相手もただでは終わらない。張り付いてくるコクヨウを引き剥がそうと手斧を振り回し続けて、牽制するが伸ばしきった腕にコクヨウが纏わり付いて爪撃をくらわせ続けること数十秒で斬られて仕留められた。


❖  ❖  ❖


 今度動きがあったのはワカバだ。

 手に持っているのは鉄筋を集めて溶接した物だ。バカみたいに重い。振れる膂力を持っているのはワカバと俺だけだ。

 従って、戦い方もシンプルになってくる。近付いてフルスイングでふっ飛ばす。相手も受け止めても衝撃で吹っ飛んでいく。


「グガァァァァ!!!」

「らぁぁ!!」


 小柄な体で武骨な鉄筋を振っていく。大振りでは相手の防御を突破できないと感じたのか中々コンパクトに制御して振っている。急所ではないが各所を攻撃して動きを制限しようとしている。相手をしているゴブリンは痛みで動きを阻害されてしまう。そんな一瞬の停滞を見逃さず顎に向かってフルスイングで鉄筋をかます。その衝撃でゴブリンの首は取れて通路の遠方にまで飛んで行ってしまった。


❖  ❖  ❖


 最後に相対したのはサザナミだ。こちらはトラップに嵌めてじわじわと嬲っていたようで動きは少ない。ゴブリンは胸を抑えてとても苦しそうであり、幻覚も見ているようで錯乱状態だ。


「ぐ、ぐがぁ、ォェ………」

「ふ、ふふ、ふ」


 正直、一番怒らせたら怖い奴だと思った。ドSだな、コイツ。しかし、最後は水のレーザーで頭を貫いて眠らせた。

 おお、怖ぇ怖ぇ。

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