(33)迷宮完全攻略
なんか、こいつ等が生前の姿を取ってモンスター娘になっている。ふーむ、美少女になってる。美少女、うん、ダメだ、あんまり興奮しないな。体が死んでるからだろうか?
まぁ、男の俺は美少女に囲まれるのは嬉しいや。
「何ができるの?」
「身体の変形」「動物の形状を借りる」「身体能力が向上した気がします」
「ほーん」
「どうしようか」
「扉が出てる、次に進もう」
「「はーい」」「分かりました」
自分達の性能を調べる前に階層を移動する。扉がいつまで出ているかは分からないのだから。
扉を潜って外に出ると石造りのホールの中に出てきた。目の前には二本足で立つ虎がいた。
* * *
出てきた瞬間から戦闘が始まった。迫ってくる虎の攻撃をカウンターで俺が迎撃して、ワカバとコクヨウが虎の脇を俺が脇から出した骨ナイフで切りつける。
「グウァァァ!!!」
怪人態に変形して殴りまくる。反撃を潰すために四肢の付け根とかを積極的に狙い攻撃をさせない様にする。
「はぁ~い」
サザナミが虎の顔に引っ付いて傷口から血を吸い出し始める。
「アッ、アア、アア」
虎はやがて血を抜かれて倒れてしまった。
「はい、終わり」
多分、迷宮の最終ボスだったみたいだが。波乱もなく終わった。
❖ ❖ ❖
おっ、なんか進化先一覧がまた出てきた。これは俺も進化の予感。
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・ヒューマ・アンデット
完全な人間態を獲得した魔物のアンデット系列の種族。一目では人間と見抜くことは出来ない。アンデットではあるが完全な生を獲得した。基本的な性能は人間な身しかないが再生能力各種状態異常耐性は普通のアンデットよりも向上する。
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・屍兵士
怪人よりも体の変形能力は上がり、身体能力も格段に向上する進化先である。武器術の練度も大幅に上昇し、戦闘に最も適した進化先。まだ、仮初の命だが進化していく事で完全な生を獲得できる。進■■た■合、■■■■ト段■■■段■■る。
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・?????
何かわからない肉の塊、意思とは周りの物を吸収し続けて肥大化していく、討伐方法は燃やして処分する。
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まともな選択肢は二つだな。それでこの中だと屍兵士が俺の好みだな。最後の一文が気になるけど気にしてもしゃあない。はい、ポチッとな。最近は緑の奴見なくなったなー。あー、眠くなってきた。
「皆、すまん、少し寝る、うっぐっぅぅぅぅぅ」
「寝た」
「寝たね」
❖ ❖ ❖
彼が倒れるように眠ったのを確認すると、トラの死骸があった所を確認する。すると、そこにはマントとナイフが落ちていた。
「何故に、マントとナイフ?」
「宝箱もあるよ」
「開けてみる?」
「良いのかな?」
ワカバが彼の方をチラッと見る。しかし、別に確認しなくてもいいだろう。結果だけ報告すれば彼も怒らないはずだ。拗ねるかもしれないが。
「開けてみましょう。中身を早く確認してみたいし、罠には気を付けないといけないけど」
「私に任せて」
サザナミは自分の体を変形させて宝箱の鍵穴に突っ込むと少しして宝箱がゴトゴトすると、パカっと開く中にはギザギザの歯と内臓の様な内壁だ。成程、これは
「ミミックだったの」
「そうみたいね」
「何があったの?」
「入れてみたら、心臓みたいに脈動している所があったから潰してみた」
「それで、死んだと」
ミミックは光の粒子になるとそこにはバッグが出てきた。
「バッグか」
「普通のバッグではなさそうだけどね」
「扉が出てきた、こっちが本当のボスだったのかな?」
「そうっぽいね」
一先ず、私達は彼と出てきた報酬を持って扉の外へ出て行く。




