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(31)三人娘の奮闘

 くぞっ、腕が逝った。体もかなりガタが来てる。


「ワカバ!! コクヨウ!!」


 取り敢えず、ワカバとコクヨウを離れた箇所へ投げ飛ばす。コレで共倒れは防げる。サザナミも頼むぞ。ああ、くそっ、毛だらけイエティめ。覚えてろ!

 そうして頭を殴られ、頭は首から離れて飛んでいった。


❖  ❖  ❖


 あ、ああ、私達の中で最強の怪人さんが倒されちゃった。ヒッ! こっち見た! けど、逃げたらコクヨウたちが…………。

 …………腹を括ろう。逃げても死ぬ。戦って生きる方向にかける!!

 腰を落として動きに目を向ける。一挙手一投足見逃さないように、骨のナイフを構える。


「ふーっ」


 集中、集中、しゅうっ!


ブオオオンッ


 あっぶな。避けた、飛んで避けた、ああ、でも着地際狙われてる。うう~、カウンター狙いで、わっ、腕を振ってきた! 相手の腕に手をついて、体を回転させて。一気に距離を詰める。狙いは首!


ゴサッ


 うう~、分厚い毛で阻まれる。切れない。殴られる前に距離を開ける。コクヨウは、…………離れた所に行ってコッチを狙ってるのかな? さて、どうしようか。


❖  ❖  ❖


 ワカバと離れちゃった。………あの人はもう、ダメだよね。

 状況的に絶望的、けど、一発逆転の手段ならもう一つある。サザナミを口の中にぶっこんで、腹を串刺しにしてもらう。

 多分状況位ならサザナミも分かっていると思う。ああ、本当人語が使えないのが今は痛い


「………」


 気配を消して後ろ側から、コイツをぶち込む。ワカバは私の狙いを察してくれたのか、相手のヘイトを買って出てくれてる。

 余りワカバの負担にならない様に一気に距離を詰めて一瞬と一撃で!

 ワカバが雪男の前で挑発しつつ、奴の攻撃をよけ続けはじめた。私は奴の背に乗って、水筒を口内に突き刺す。


「モゴガガガッ!!」


 サザナミが中に入った。やっちゃえ!


❖  ❖  ❖


 なんか、暖かくてわけわかんない所に入れられてたけど。急に開いたと思ってたら、なんか化物の腹にいた。やれって事ね。良いでしょう中から突き刺してやります。


身体変化、イガグリ!


 心臓や内臓、諸々突き刺して体中を引き裂く!


『ゴガガガガッ、ガガガッガガ』


 相手の呻き声が聞こえる。このまま体内で暴れまくってってぇ! なにコレっ、なんかすごい暴れはじめた。振動が伝わってくるだけだけど、暴れてるのは分かる。急所、心臓は、何処!?


❖  ❖  ❖


 ああー、行けそう。体は集めた、後はタイミング。半端な力じゃ、アレには通じん。


❖  ❖  ❖


 よし、行けた。凄い暴れてるけど、これならナイフで喉元を捌ける。行ける、行ける、行けっ!


「ウラァァァァ!!」


 ざっくり、ざっくり、いったぁぁあ! 血が出てる、ドボドボ出てる。行ける、生きれる。これで、


ズルッ


 足が滑って。あっ、手が伸びてきて、


「あぁぁぁっあ!」


 へっ? な、生首? 生首が飛んできて。腕を半身ごと食べちゃった。

 な、何それ。

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