表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/111

(3)歩いて、拾って、運んで行く

 オッス、おらゾンビ。最近の日課は歩く事。太陽の向きから考えて全力で東へ向かっているぜ。因みに街から頭をもぎ取った同族は陽の光で灰になってしまった。予想はできたけど、俺たちは夜の間しか活動できないらしい。なので、昼は休憩、夜は移動の昼夜逆転生活を絶賛継続中。だれに絶賛されているかは知らないけど。

 今も森の中を歩いている。二、三回は日が上がったり下がったりしたが。街や人影は見えない。道中では二メートルはありそうなイノシシを見たけど見つかる前に逃げ出したり、奇っ怪な緑の小鬼が因縁付けてきたが首を飛ばしてやったぜ。


 気付いたことなのだがこの体は食べる事で自己強化を行うらしい。食べるというよりは体に取り込んで強くなるのだろう。死体になった小鬼に手を付けたらそのまま自分の中に取り込みが始まった。今、ここでの情報の明言は避けておくグロかったんでね。

 食べる事で回復能力の向上、筋力の増強、体組織の更新により肉体の腐敗の停止の効果が得られた。



 まぁ、そんな事よりもやらなければいけない事がある。かもしれない。ゾンビって実際何すんだ? 俺この世界詳しくないからなゾンビの生態、いや死態?なんて知らないし、東に向いて歩いてるけど何があるのか。












 あれから数日たった。何もねぇよ。人が恋しいよ、言葉が喋りたいよ。生きてたらなぁ、今頃は友達と喋ってくだらないこと言って笑い合って居たのかな? なんで俺は気付いたらゾンビになってんだろうか。これは夢か? 悪い夢なのか? 言ってもしょうがないんだけどな、お、ゴブリン。コイツは美味く無いけど人型だからか体がコイツが良いって言っているんだよな。道中は偶に黒装束の男って言うか、盗賊のような男達から襲われたりしたから首を刎ねたりしたけどあれも良かったな体がより強靭になった気がする。


 しっかし、本当に何もない。おっ、盗賊。技量はあっちが上だが筋力でゴリ押しだぜ! 数秒もあれば盗賊は哀れな亡骸になる。早速、吸収だぜ。

 ん? 盗賊がいるって事は、それが狙うために村があるのか? だとしたら、守ってあげるべきなのだろうか? 俺の見た目は完全不審者だからなぁ、逆に俺が討伐対象になりそう。ま、無辜な人間が被害に遭うなど許せん丸ごと盗賊はお腹に納めてやるぜ。

 夜にしか動けないが腹に納めた人間の記憶からアジトを割り出して、お、結構近い。数歩で行けるわ。とうっ!


 少し奥に入っていくと簡素な洞窟がある。中から声は聞こえないので寝ているのだろう。見張り番もいない今なら夜討ちで全員討伐だ! って事で、サクッと討伐完了。鎖に繋がれていた女性は盗賊を吸収した後に近くの村までの道標を残して開放する。随分乱暴で酷い扱いを受けていたようなので、回復するように包帯を結んでおく。


 人助けは気分が良いなー。さて、何ができるかなー、ん? あそこに青くてゼリーみたいにプヨプヨしているのがいるぞ。………も、もしかしてあれは、ファンタジーの定番であり、モノによっては最強にも最弱にもなるキングオブポピュラーのスライムくんじゃないのか!? よーし、早速接近だ!

 お、おー、すげぇ。ポヨポヨしてる。柔らかい、ヒトをダメにするような感じだ。これがスライム。ちゃんと飼えたら、服だけを溶かしてくれるヤツになるかな? 楽しみだ、育ててみよう。水筒に入れるべきだろうか、というかこいつ、凄い暴れるな。しかし、殴ると破裂させちゃいそうだしなー、どうしたもんか。うーん、まぁ、バックの中に入れて置くか2つあるし片方はスライム用にしてやってと。

 よし、これで旅のお供が出来た、それじゃあ、出発だー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ