(28)雪山ステージ
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
扉を抜けたら雪山だ。え? ナニコレ?
………吹雪いてはいないな。天候は変わんないだろうけど。
「ガウッ?」「アババババ」「ヒッヒッヒー、ー!」
凄まじく寒がっている。コクヨウはまだ余裕そうだ、羽毛があるからだろうか。俺の方も早めに何とかしたいな、感覚はないが多分体の水分が固まれば俺も動けなくなるな。半分不死身の俺も、弱点があったんだなぁ。
「ゴオオオオァァァ!!!」
シロクマ? いや、なに、これ? トラ柄の模様が付いているシロクマが出てきた。しかし、丁度良い。
「おらぁ!」
「ゴアッ!?」
近づいて頭を刎ねた。光の粒子になると、コートが出てきた。有難い。ほい、おいでー。三人娘に俺の体を掴ませて、その上から被せるようにコートを着用する。
「温かい」「ガウ」「ごめん、私………」
サザナミがちょっと怪しい。まぁ、体は水分だしな、これはしょうがない。なるべく温めてあげよう。
「コクヨウ、腹と俺の間にサザナミを入れてあげて」
「ガウ」
「ありがとう、です」
ワカバも入れてサンドイッチにしよう。最終的に、
俺、サザナミ、コクヨウ、ワカバ、コート
の順で身を寄せ合う。
「温かくなった」
背中に入れてるから、後ろから来られたら危ないな。まぁ、サザナミ達が満足しているからいいか、取りあえず、怪人態に変身。おっ、コートが破けず、変形した。
んっ、サルが出てきた。寄って来た所を、骨で狙撃する。
四匹仕留めたら、靴、手袋、マフラー、帽子を手に入れた。防寒対策が出来て来てるな。もう一度、同じ集団来てくれないかな。
❖ ❖ ❖
雪原、雪山? を進んでいると虎シロクマとサルを何匹か倒したことで防寒具を幾つかゲットした。サザナミに一番必要だろうが、奴の体表が外気に触れたらそれだけで凍っちまうからな暫くは俺のコートの中だ。
しかし、服装がマズいな。コートの中身はふんどし一つ、ブーツを履いて防寒具を付けている。どんな、変態だよ。
「服のセンスが壊滅的だな」
「…………」
「サザナミが、スライム形態になったな」
これでサザナミは暫く動けないだろう。
「森と荒野と同じなら、ボスを倒せばどうにかなる筈なんだが」
「一先ず、探索が難しくなりそうですね」
「どうして?」
「吹雪いてきそうです」
空が白んでいき気温も下がってきて言う感じがする。
「カマクラでも作るか」
そうして全員でカマクラづくりを始めた。




