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(13)新たな相棒(無機物)

 折れた剣をどうした物か。取りあえず体内にしまう、おっ、骨ブレードと合成させられそう、…………ゾンビのやる事じゃねぇな。まぁ、いいや、それじゃ合成しての錬成開始。


ガッ、ガガガガ、ガッガガン! ガッガッガッ、ブシュー、シュ、シュ、シュ、シュー


 うん、錬成完了。ほらよ、グイッと引っ張って取り出すと、生まれ変わった愛剣が出てきた。

 外見は元の柄を骨で補強しているようである。刃は形は幅広のブロードソードの様で、中心には骨が通っている。昨日まで使ってた剣よりも遥かに体に馴染む。


「ほらほら、見てくれよサザナミ。固くて強そうになった」

「………」

「あー、スライム状態だと喋りたくないのか? そういや、禁止してた事があったな。じゃあ、禁止事項を破棄していいよ」


 サザナミに殴られた。

 いや、猫パンチより痛くは無いんだが、鬱憤が溜まってたのか、ペチペチ殴られる。葛餅を顔に当ててるのに近いだろうか。不思議な感触だ。


「うーん、俺といるのがイヤなのか?」

「…………」


 体を横に振る。違うという意味だろうか。まぁ、鬱憤があるなら晴らすのもペットを飼う者の役目だよなぁ。


「ま、戦闘に支障のない範囲なら反応を返してよ。一人で喋るのは寂しいしね」

「…………」


 ぺシペシと突かれる。何回か反応はしていると返される。


「自分の肉を使ったからなのか、馴染み具合が半端じゃない」

「…………」


 試し切りをするためにリスを探しにダンジョンを探索する。数分歩けば向こうから出てきた。数は丁度一匹なので、俺が相手になるぜ。


「サザナミは下がってて」


 俺は前に出て剣を構え、魔力を籠める。先代よりも魔力を溜めててくれる上に、凄まじい位に強度も上がっている。一足で飛び込んで、剣を振り上げる。逆袈裟で切りつけた事で真っ二つにされる。


「おお。いいね、コレ」


 気に入った、体に馴染む上にコイツ自身の強度はかなりある。加えて、まだほかにも使い方があるように感じる。もう少しレベルを上げて、これを使いこなせるようにしておきたい。そういえば、背中に盾を背負ってたんだっけ。忘れてた。こいつも加工しよう。…………いや、サザナミにあげてみよう。


「ほーら、サザナミさん。これをあげるよ」

「…………」


 サザナミにいらな、ゲフンゲフン、有用な盾を渡す。無事に受け取ってもらい、サザナミはそれを腹に納めていく。んー、加工する様子はないな、加工できるのは俺だけか。…………生物が体内で無機物の加工する方が異常か、まぁ、入ってるなら、何かに使えるだろう。


「そいじゃあ、行こうか。………ちょっと、体重が増えたか?」

「…………」


 殴られた。デリカシーが無いのはダメだな、コレ。

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