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産みの源泉
ふと気付いた違和感
そして深く納得する
自身の言葉の源泉を
改めて実感する
傷、痛みによって産まれるそれら
敏感なのか?
考えすぎなのか?
それとも我が儘なのか?
答は出ているが
それは自身の中に秘めるべきこと
言葉が産まれない時
困惑しながら考える
産まれる意味と
産みだせない瞬間の違いを
満たされていない中にも
深さが存在していて
低迷の中で望んでいるのは
波一つたたないような静けさ
平穏とは違う傍観者で在ることを
無関心であって欲しく
無関心で在りたいと願う
願うことは多くないと思う
僕は存在として
道端の石でありたい
無意味な何かで在りたいと
そう願い続ける