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言の刃〜零れ墜ちたモノ〜  作者: 御影慧
35/40

涙の訳

濡れた瞳に僕は無言で

その隣に座った

君は気づかないふりをして

左手で僕の右手を握った

無言の合図

傍に居てきづかないふりをしての合図



僕もその左手を強く握り返す

泣きやむまで傍に居ると

温もりで伝える

言葉は意味がない

君は君の感情で必死に昇華させようとしている

その邪魔は出来ない



君は強くて弱い

それでも一人で立ち続ける為に

一人で乗り切ることを選び続ける

でも一人は寂しいから

ほんの少しの温もりを求めてしまう



僕は君が君らしく在れるように

君の隣にいたいと思う

君の笑顔を見たい

君の涙には見ないふりをしよう

君の願いを叶えたいんだ

この先もずっと共に在りたいんだ



君の涙の理由も知っているけれど

沈黙を守るよ

共に在る為に必要なことだから

君を失ってしまったら

僕の世界は闇に閉ざされる



全ては君(僕)の為に



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