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愚か者の夢
夢は寝て見るもの
願いは自らで叶えるもの
叶えたくても敵わない敵が居る
約束はがんじからめに縛りつける
足枷と安らぎがイコールの存在
そんな矛盾が足を止めさせる
破らないことが約束
簡単で難しいこと
願いと裏腹に制約は
動きを封じられ
より進行させられる
寝言のように呟いても
叶わない(敵わない)願いの成就を
いつまで待てば約束を上回る?
いつまで待ち続けるのか?
頂上の見えない塔を登りつめる
その終着点に辿りつく日まで
夢にこの腕が届くその日に迄
ゆっくりとした足取りでも
僕は一歩また一歩と
階段を登っていく