↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言の刃〜零れ墜ちたモノ〜  作者: 御影慧
PR
19/40

両刃の刃の始まり

背中に白い羽が在ったのはいつのことか?

忘れてしまった

忘れた理由だけ覚えている

忘れなければならなかった

それが必要とされたから



翼を喪ったのは

翼を折ったのは自らの意思

壊されることを拒み

追い詰められた中での選択

破壊で守れたもの

抜け殻となっても確かに

傷つけられずにすんだもの



取り戻す術はなくても構わない

風が通りすぎる時

微かな幻の重みを感じるから

僕が守れた僅かな証を



翼を折ったのは僕自身

折られることが許せなかったから

ただそれだけの意地だけが

唯一僕が今も誇れる

自信を持って在れる

誰にも触れさせない傷であり

誰にも本当の傷を与えさせられないことを

僕だけが知っている



僕を守り傷つけるのは

自身が持つ刃のみ

癒えない傷ばかりを増やしながら

僕はその傷みに生かされている



翼の欠片は両刃の刃のなり

静寂と嵐を繰り返し

僕を生かし殺し続ける



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。