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《覇》の古具使い  作者: 桃姫
古具編
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8話:見回り

 俺は、授業という名の睡眠時間を終え、俺は、生徒会室へとやってきた。

「ちわ~っす」

「あら、清二君」

「やっと来たのね。青葉君」

会長、副会長のお出迎えだった。

「どうも……あれ?篠宮は?」

「真琴君は、もうじき来ると思うわ」

副会長が答えてくれた。

「真琴君、ファンに囲まれたり、お茶に誘われたりで、少し遅くなるのよ。いつものこととはいえ……」

そう言って、俺の顔を見る。

「青葉君はそういうのないの?」

「嫌味ですか?そんなのあるわけないじゃないですか」

副会長は「ホントにないんだ……」と意外そうな顔をしていたが、今までに、女にお茶に誘われたことは一度もない。全く、篠宮の奴め。うらやましい限りだ。

「すみません、遅れました」

少し慌てた様子で篠宮が入ってきた。すると、会長が、立ち上がる。会議、というか、見回りの分担を始めるのか?

「真琴、後よろしく」

そう言って、奥の事務室に引っ込んだ。もしかして、向こうで調べものでもしているのだろうか。まあいい。

「えっと、じゃあ、僕が分担を発表します。と言っても、分担も何もないんだけど……」

分担も何もない?どういうことだ?

「僕と青葉君が外回り。美園さんは、昨日襲われたばかりだから、ここで待機。以上かな」

「ん?会長の分担は?」

俺の疑問に、篠宮は、「あはは」と乾いた笑いをするだけだった。そして、よく分からないままに、俺は、篠宮と見回りに出ることになった。


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