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《覇》の古具使い  作者: 桃姫
古具編
3/159

2話:再来

 警察からの事情聴取をスムーズに済ませた俺は、急いで家に帰ろうとしていた。ここまで、夢(仮)と同じなら、このまま襲われるに決まっている。


 人生、嫌な予感ばかり当たるものだ。現れた。あの男が。闇色のナイフを持った男が。あの時は、よく観察できなかったが、手に持っているナイフ。赤黒い何かが、こびりついている。おそらく、副会長の血。


 そんなことを考えていたのは、数刻。ナイフが、俺へ向かって飛んでくる。俺は、横に転がり避ける。夢と全く同じ軌道で伸びたナイフは、先ほどまで俺の心臓があった部分を貫く。間一髪。しかし、俺が避けられるのは、今のだけ。そう、夢で一発で殺された俺は、次の攻撃が読めないのだ。


 ナイフが再び伸びてくる。


――嗚呼、二度目はダメか。


 そんな感想を抱きながら、死を受け入れる。


――今度こそ、ゴメンな、聖……。


――キィイン


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