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《覇》の古具使い  作者: 桃姫
死宮編
128/159

127話:清二不在の生徒会

これは、新学期が始まる前。丁度、青葉清二と朱野宮煉巫が出会った日の篠宮真琴の話である。


Scene真琴

 僕の名前は、篠宮真琴。三鷹丘学園生徒会書記。今は、夏休みだけど僕は学校に顔を出していた。真夏の生徒会室はとても暑いが、クーラーが効いているのでそこまで暑く感じないのが幸いだ。

「オハヨ」

「おはようございます」

カナタさんと美園さんがやってきた。二人は、青葉君に好意を寄せている。それが傍目から見てもよく分かるのに、青葉君は何故気づかないのだろうか。

「あれ、清二君は?」

「青葉君なら、僕が来た時に『悪ぃ、今日は生徒会行けないわ。会長達に連絡しといてくれ』と電話が」

何か酷く疲れた様子だったから心配だが、風邪とかそういう類ではなさそうだし、お見舞いに行くのもおかしいと思い、どうもしなかった。

「う~ん、そっか。そう言えば、朝、向こうのほうで爆発があったの知ってる?」

その話は僕も聞いた。早朝、いや、早朝と言うには早い夜に爆発があったらしい。朝、僕はここに来る前によって来たが、

「あの爆発が古具によるものだと?」

「いえ、そうではありません。むしろ、その爆発現場の奥にあった地面の削れた後や木々に入った傷、草木の切られ方、などの方だとおもいますよ」

確かにあの現場では、何か鋭い武器を持ったものが暴れたかのような。

「私としては、あの件に青葉君が関わっていると踏んでいます」

「あたしも同感。清二君ならやりかねないわ」

それは、爆破をと言う意味ではなく、爆破を止めよとすることを、と言う意味だろう。

「では、この件、我々、生徒会で調べるということですか?」

「暇だしね」

こうして僕たちは、以外にも、この魔剱と古具に関わる、この事件に関わってしまうことになってしまった。


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