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修学旅行スローガン

作者: サモン

突き抜けるかのように視界に入ってきた青。


体中の毛穴から世界と融合しているかのような倒錯。


己の姿を乱反射させるバブル。


それらをまとめて突き刺す太陽。


あるものをすべて受け止めてくれる白い砂浜。


その上に置いてある魅惑の黄色パインアップル・・・



「ちょっと待て。最後おかしくないか?」

「そんなことないよ武ちゃん。沖縄はパインなんだよ~」

「いや、明らかにおかしいだろう。前半部分の爽やかさどこに行った」

「え~、パインの口当たりはさわやかだよ~。武やんってパイン食うと唇ヒリヒリ派?」

「いや、パインが食えないわけじゃないけど・・・そうじゃなくてもっとほかにあっただろう」

「他に?ん~、もう一つ候補がないわけじゃないけど・・・」

「おう、言ってみろよ」

「う、うん・・・」


突き抜けるかのように視界に入ってきた青。


体中の毛穴から世界と融合しているかのような倒錯。


己の姿を乱反射させるバブル。


それらをまとめて突き刺す太陽。


あるものをすべて受け止めてくれる白い砂浜。


そして、パッサパサに乾いたちんすこう。



「もしもし、脳神経外科ですか?予約できますでしょうか」

「待てよ武ドンっ!俺はそんなつるつる脳じゃないよ~」

「たけたけたけたけうるせえな!統一して呼べよ!」

「分かった。以後気をつけるね武ちゅわん」

「落ち着いたのがそこかよ!・・・・じゃなくて、なんでサーターアンダギーなんだよ」

「違うよ武ちゅわぁん。サーターアンダギーじゃなくてちんこすう」

「俺の間違いを訂正する前に君の重大な放送禁止用語をどうにかしないといけないな。つるつる脳くん」

「ッチ。ひっかけ技か。せこいやろうだ」

「おうおう。どこにひっかけがあったか説明してもらおうか」

「犯人はお前だ!」

「証拠も何もないのに警察へ突き出されるのは困るねコ○ン君」

「共犯は俺だ!」

「どちらかというと君主犯ね」

「さて、現実に話に戻ろう」

「路線変更が急なうえになんかむりくりだ」

「沖縄への修学旅行のスローガンを皆に考えて欲しい」

「はじめからやっていたのはなんだったんだって話になるよ」

「そこで、武つゅゎあんっ。何かいい案はないかね」

「その前に今は修学旅行でどこに行くかの話をしていたんだけどね」

「・・・・・ッ!?」

「そんなプーさんのきぐるみをはがされて目を見張る中年オヤジのまねしなくていいから」

「中年オヤジじゃないやい!イケメン風お兄ちゃんやい!」

「風とつけているあたり君がいかに自分の顔を客観視できているかよくわかった。素直なんだね」

「え、それって僕のことをイケメン風だといいたいのかい?」

「まずは君の現国の成績を教えてくれ。場合によっちゃた小学生モードにかえるから」

「現国ってなに?」

「現代国語な」

「ああ、あのハゲか」

「教科を担任の先生の頭で記憶しないように」

「どうでもいいから修学旅行で行く場所決めようぜ」

「んーと、んーと・・・・・」

「早くしろよ」

「ちょっとまてよ。必死に悩んでるんだから!!」

「ま、そりゃそうだよな。高校の集大成といっても過言ではないからな」

「よし、決めた!」

「おう、どこにするんだ?」


「ちん○すうしよう!」


「君の自主研修場所は少年院で決まりだね。ちんこすうの意味をゲシュタルト崩壊するまでよーく考えてみよう!」

「そのままの意味」

「よし。テメェを諸島になるまでバラバラにしてやろう」

後悔はしていない。

けど、なんか切ないW

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