第1章 3話 殺気探知
灰色の空。血が滲んだ土
俺は今、機関銃と狙撃兵と迫撃砲の射程内にいる。
つまりいつ死んでもおかしくない状況だ。
「門前まで走れ!」
怒号が響く。
うるさい。何もかもがうるさい。
もう足が折れそうだ。
だが生き残るには走るしかない。
やっと門前の到着した。
ここは機関銃も狙撃兵も迫撃砲も射程外だ。
続々と友軍が集まる。
「あと30秒で門を爆破する!」
セミオさんの声だ。
門に爆弾が仕掛けられる。
一斉に避難する。
「ドオオオオン」
すごい威力だ。
いやいやそんなこと考える暇はない。
ゾロゾロと友軍が入っていく。
俺も入る。
しかし
「ダダダダダ」
左右から機関銃の雨。
「ターン」
左上から狙撃の音。
「ドーン」
上から投げられた手榴弾が弾ける音。
俺も右脇腹を撃たれた。
セミオさんも左肩を撃たれた。
まさにここは敵のキルゾーン。
全く歯が立たない。
俺の意識はそこで途切れた。
あれ?
ここは?
「あと30秒で門を爆破する!」
セミオさんの声だ。
しかも元気な。
時間が巻き戻ってる!?
その時
体全体が悲鳴を上げる。
『左右と左上、上から殺気』
どこからともなくそんな声がする。
「セミオさん待って!」
思わず声を上げる。
「どうした?」
「急に入るのは危険です!」
勝手に声が出る。
「確かにそれもそうだな。よし爆破したらFをつっこめ!」
F?
何の事だろう。
そんなこと聞く暇もなく一斉避難が始まった。
「ドオオオオン」
門が木っ端微塵になる。
「カタッ」
名にかが投げ込まれる。
その瞬間
「キイイイン」
耳が痛い!
Fってフラッシュのことか。
またゾロゾロと友軍が入っていく。
俺も入る
今度は機関銃兵も狙撃兵も投擲兵も目を押さえてもがいている。
すぐに処理される。
「本当にレオンが言った通りだ。罠が多すぎる。」
俺らはすかさず要塞内部に入る。
今日一回死んだ。多分死んだ。
でも今ピンピンしてるし…
もうわかんない!
でも殺気を感じ取れるようになった。
理由はわからん。
これから室内戦だ。
この殺気探知機能を使って生き残るしかないのか。
(結構めんどいな)
まあ頑張るか!




