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天使の国のシャイニー  作者: 悠月かな(ゆづきかな)
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天使の国の仕事見学

「それじゃ…今日は "仕事“ について学ぶよ。」


子供達は、初めて聞く "仕事" という言葉に首を傾げ、顔を見合わせた。


「僕達天使は、大人になると仕事をするようになる。僕が君達に様々な事を教える事も "仕事" だよ。サビィは、天使長としてこの天使の国を守り、全ての天使の活動や行動を把握している。これも "仕事" なんだ。天使の国の中でも、皆が様々な "仕事" をしているよ。今日は、天使の国の皆がしている仕事を見学する。まずは、このブランカ城内から見ていくよ。僕について来て。」


ラフィは、ホールの扉を開け外に出るように促した。


「おい、シャイニー。あんな所に扉なんてあったか?」

「そう言えば…なかったよね。」


シャイニーとフレームの会話が聞こえたのか、ラフィは2人に目を向けた。


「この扉は、元々ないものだよ。このホールに扉は付いてないんだ。僕が外に出ようと思ったから現れた。今までのように、行きたい所に意識を向けて移動もできるけど、今みたいに扉が現れて移動する事もできるんだ。」

「ラフィ先生、凄いな〜」

「そんな事もできるんだ。」

「難しくて私にはできないかも…」


子供達は、ラフィの説明を聞いてざわめいた。


「そんなに難しい事じゃないから大丈夫さ。君達にもできる事だよ。さぁ、行くよ。」


子供達がゾロゾロとついて行くと、ラフィはある扉で足を止めた。

その扉には、鍋やフライパン、包丁などが描かれている。


「ここは調理室で、君達の食事を作っている所だよ。昨日のパーティー料理も、朝食もここで作られたんだ。」


ラフィは、扉を開け声を掛けた。


「やぁ!ファンク。今日は、君の仕事を見せてもらうよ。」


ファンクと呼ばれる男性の天使は、コック帽を被り、でっぷりと太った恰幅のいい容姿だった。


「ラフィ様、どうぞ、見ていって下さい。君達もそんな後ろに立ってないで、もっと近くにおいで。」


ファンクが、ニコニコしながら手招きをしている。

笑顔のファンクの頬は、丸く盛り上がり赤々としていた。


「昨夜の料理を出してくれた天使か…ファンクさんのほっぺは、リンゴみたいだな。」


フレームは、シャイニーにコソコソ耳打ちをした。


「プッ!フレーム、ファンクさんに悪いよ。」


フレームは、笑いを必死に堪えているシャイニーを見て、悪戯っぽく笑いペロッと舌を出した。


「ファンクの料理の腕は確かだよ。この天使の国で一番だと言っても良い。ファンク、君の料理の腕前を子供達に見せてくれないかい?」

「ラフィ様、承知しました!」


ファンクは、笑顔で頷くと目にも留まらぬ速さで、次々と料理を作り上げていく。料理からは、香ばしい香りや豊かでコクのある香り、デザートからは甘く優しい香りが放たれており、どれもこれも美味しそうだった。


「この料理は、夕食で出すから楽しみにしておくれ。」


ファンクは。赤い頬を丸く盛り上げニッコリと笑った。

彼の料理に子供達は、歓声を上げた。


「シャイニー、今夜は絶対に食堂で食うぞ!」

「うん。フレーム、絶対に食べようね!」


(ファンクさんの料理、凄く美味しそう。成長の部屋での食事も美味しかったけど、ファンクさんの料理は特別な気がする。)


シャイニーは、ワクワクしながら目の前に並べられた料理を見ていた。


「ファンク、ありがとう。とても美味しそうで、僕も夕食が楽しみだよ。ところで、君に少し質問しても良いかな?」

「ラフィ様、何でも聞いて下さい。」


ファンクは、嬉しそうにニコニコしながら答えた。


「ファンクが料理を作っていて一番大変な事は何だい?」


ファンクは、腕を組み少し考えると思案顔で答えた。


「そうですね…メニューを考えることですかね…一度出したメニューは、暫く作らず間を空けたり、栄養のバランスを考えたり…新メニューを考えたりする事でしょうか。」

「なるほど…では、反対に楽しい事や嬉しい事は何かな?」

「それは、子供達が美味しいと言ってくれたり、笑顔で食べてくれる姿を見る事です。なので、メニューを考える事も、実はそれほど大変とは思ってはいません。子供達の笑顔を想像すると、メニューが頭に浮かんできます。」


ファンクは、パッと顔を輝かせながら答えた。

ラフィは、ウンウンと頷きながらファンクの話しを聞いている。


「ファンク、君は仕事が好きかい?」

「はい。私は、この仕事が大好きです。子供達を笑顔にできる仕事に誇りを持っています。」


ファンクは、自分の胸をドン!と叩いた。


「ファンク、ありがとう。とても参考になったよ。君達は、ファンクにお礼を言っておくれ。次に移動するからね。」

「ファンクさん、ありがとう!」


子供達は、ファンクに笑顔で頭を下げた。


「また、いつでもおいで。」


ファンクは、ヒラヒラと手を振ってニコニコと子供達を見送った。

ラフィは子供達を連れ調理室を後にし、ブランカ城の外に出て子供達を振り返った。


「さぁ、次は僕達が着ている服を作っている部屋に行くよ。その部屋は神殿にあるんだ。僕について来て。」


ラフィは6枚の翼を広げ、神殿へと向かって飛び立つと、子供達もラフィの後を追って飛び立った。

神殿前に皆が集まると、ラフィを先頭に皆は中へと入り長い廊下を進んでいった。

階段を上り、更に奥に進んだところでラフィが立ち止まり振り返った。


「着いた。ここだよ。」


ラフィが指し示した扉には、糸車とミシン、そして編み棒が描かれている。

その扉を開けると、賑やかな音が耳に流れ込んできた。


ーーーカラカラカラーーー


それは、糸車やミシンを踏む音だった。


「ラフィ様、良くいらっしゃいました。」


ラフィの姿を目にすると、作業していた天使達が手を止め立ち上がり挨拶をした。


「そのまま作業を続けて構わないよ。子供達に普段の作業を見せてあげてほしいんだ。」


天使達は、ニッコリと微笑みながら頷くと作業を再開した。


ーーーカラカラカラーーー


再び賑やかな音が部屋いっぱいに広がると、ラフィが子供達に聞こえるように、いつもより大きな声で説明を始めた。


「ここでは子供や大人が着ている服や、赤ちゃんが着る産着、布団や枕など作られている裁縫部屋だよ。まず上を見てごらん。」


子供達が見上げるとたくさんの雲がプカプカと浮いていた。


「この雲から糸を作る。糸を作るのは、あの糸車だ。」


皆が糸車に目を向けると、宙に浮かんだ雲から一筋の糸のようなものが糸車に向かって伸びている。

それを糸車で回しながら紡いでいる。


「雲で作られた糸は、とても軽い。僕達天使にとっては一番優れた糸なんだ。次は、この糸で服を作る作業。子供や大人の服は、あのミシンで作られる。赤ちゃんの産着は、編み針で編み上げていくよ。作業の邪魔をしないようソッと見てきてごらん。」


子供達は、静かに作業をしている天使に近付いた。

服や産着は、器用な手付きであっという間に作られていく。

その手捌きは見事で、子供達は感嘆の溜め息をもらした。

ラフィは、子供達を集めると作業している1人の天使を呼び寄せた。


「忙しい所、申し訳ないけど…少しだけ話しを聞かせてもらえないかい?」

「ラフィ様、お気になさらずに何でも聞いて下さい。」


その裁縫の天使はニッコリと微笑んだ。


「ありがとう。まずは、この仕事で大変な事はあるかな?」

「そうですね…たまに作った服が飛んでいってしまう事でしょうか…」

「え!服が飛んでいっちゃうの?」


今まで、静かに見学をしていた子供達が驚きでざわめいた。


「ウフフ、そうなのよ。滅多にないけど、たまに作ったそばから飛んでいっちゃうのよ。ピューッて。」

「その服はどうするの?」


子供達は、興味津々に尋ねた。


「飛んでいった服はそのままよ。追いかけないわ。きっと、今も空を飛んでいるんじゃないかしら。」


裁縫の天使は、楽し気にフフフと笑った。


「それは面白いね。僕も知らなかったよ。」


ラフィは驚き、目を丸くしている。

シャイニーは、裁縫の天使の話しを聞いて空を飛ぶ雲の服を想像した。


(きっと、すれ違った鳥達はビックリするんだろうな〜)


シャイニーは、驚く鳥の姿を想像してクスクス笑った。


「おい、シャイニー。突然、笑い出してどうしたんだ?」


「フレーム、あのね、空を飛ぶ服とすれ違った鳥はビックリするだろうなって考えたらおかしくなっちゃって。」

「あぁ、それは鳥はビックリするだろうな。あまりにもビックリして、飛ぶ事を忘れて落ちるかもな。」


フレームは、そう言うとニカッと笑った。


「みんな、ちょっとだけ静かにしてくれるかな?まだ話しは終わってないよ。よく聞いてて。」


ラフィは、唇に人差し指を当て子供達を見回した。

子供達が静かになると、ラフィは納得したように頷き話しを続けた。


「それでは、仕事をしていて楽しい事や嬉しい事は何かな?」

「そうですね…やっぱり、私達が作った服を喜んで着てくれた時…その笑顔を見た時に頑張って作って良かったと心から思います。」

「なるほど…君は、ここ仕事が好きかい?」

「はい!とても大好きです。」


裁縫の天使は笑顔で答えた。


「ためになる話しや面白い話しをありがとう。忙しいのに悪かったね。」

「いいえ。また、いつでもいらして下さいね。」


裁縫の天使は、ラフィに軽く頭を下げると仕事に戻った。


「それじゃ、みんな並んでお礼を言うよ。」

「裁縫の天使さん達、ありがとう!」


子供達がお礼を言うと、天使達は仕事の手を止め笑顔で手を振った。

ラフィと子供達は、その足で "誕生の部屋" に向かった。

"誕生の部屋" は、子供達が生まれた部屋であり名付けの部屋でもある。


「フレーム、ハーニーに会えるね!」

「あぁ。ついこの間会ったばかりなのに、随分と会ってない気がするな…」

「そうだね…色々な事があったしね。」

「本当だよ!色々あり過ぎるんだよ。」


フレームは、クルックの事を思い出しブルッと身震いをした。


「フレーム、もしかしてクルックを思い出した?」

「うわっ!その名前を言うのはやめてくれ。あいつは、俺の天敵だ…」


フレームは、ガックリと肩を落としている。


(う〜ん…フレームとクルック、どうにかならないかな…このままだと良くないよ…)


シャイニーがフレームとクルックの事を考えていると、頭上からラフィの声が聞こえてきた。


「ここが君達が生まれた "誕生の部屋" だよ。」


頭を上げると、翼が生えた卵が描かれた扉が目に飛び込んできた。


(ハーニーに会える!!)


ラフィが、静かに扉を開けると、温かくて優しいメロディーが耳に流れ込んできた。

子供達は静かに中に入ると、そこにはたくさんの卵が並べられており、その上では音楽隊の天使達が、ゆったり飛びながら演奏をしている。

シャイニーは、いち早くハーニーを見つけると、隣でキョロキョロしているフレームの腕を引いた。


「フレーム、見て。ハーニーがいたよ。」

「本当だ。ハーニーだ。」


2人は、音楽隊の奏でる温かく優しいメロディーに耳を傾けた。

そのメロディーは、子供達の心にゆっくりと広がり、心を温かく穏やかにしていった。

やがて、演奏が終わると、ハーニーがシャイニーとフレームの姿を見つけやって来た。


「シャイニー、フレーム、いらっしゃい。」


ハーニーは、ニッコリと笑い2人の頭を撫でた。


「ラフィ様、お越し下さりありがとうございます。」

「忙しい時に悪かったね。"誕生の部屋" を少しだけ見せてもらうよ。」

「はい。ラフィ様。よろしければ "誕生の部屋" について説明致しましょうか?」

「ハーニー、ありがとう。では、お願いできるかな?」


ハーニーは、笑顔で頷くと子供達を見た。


「皆さん、私は "誕生の部屋" の音楽隊のハーニーです。今日は、いらして下さりありがとう。ここは、皆さんが生まれた部屋です。名付けをされたら、隣の "成長の部屋" に移動するので、主に卵の時に過ごす部屋となります。卵はとても、はかなく繊細です。温度・湿度管理が徹底され、常に心地よく過ごせるように音楽を奏でています。卵管理担当の天使は、あのように常に1つ1つ成長をチェックしています。」


ハーニーが指し示した方に子供達が目を向けると、3人の天使が卵1つ1つをチェックし、クリップボードに留められた用紙に記入している。


「あれは、卵の健康状態や大きさや重さを記入しています。卵の成長はとても早いので、マメにチェックすり必要があります。大きさや重さは、生まれる時期を判断する為にとても重要です。そして、私達音楽隊は、卵が健やかで穏やかに成長するよう音楽を奏でています。」


子供達は、頷きながらハーニーの説明を真剣に聞いている。


「ハーニー、とても分かりやすい説明をありがとう。ところで、仕事で大変な事はあるかな?」


ラフィの問いに、ハーニーは首を傾げ少し考えた。


「あまり大変だと感じた事はありませんが…強いて言えば、生まれてくる事を怖がっている卵の心をほぐす事でしょうか…」

「なるほど…それは、どのようにするのかな?」

「心が躍るような音楽を演奏したり、音符に手伝ってもらいます。」


音符と聞いてシャイニーは、自分の手を頭にソッと当てた。

その手に気付いたフルルが、モゾモゾと動いている。


(フルル、可愛いな〜)


シャイニーは、思わずニコニコと笑っていた。


「ん?シャイニー、何で笑ってるんだ?」


フレームが不思議そうにシャイニーを覗き込んだ。


「あのね、髪の中でモゾモゾするフルルが可愛くて。」

「そうか、ヒューはどうしてるかな?」


フレームが、頭に手を当てるとヒューがじゃれついてきた。


「へ〜、こいつじゃれついてきたぞ。面白いな。」


2人は、顔を見合わせクスクスと笑い合った。


「では、ハーニー。仕事していて楽しい事や嬉しい事は何かな?」


ラフィの声を聞き、シャイニーとフレームは顔を上げハーニーを見た。


「卵や赤ちゃんが、とても可愛くて…私達の演奏に合わせてダンスをしてくれます。それから、赤ちゃんが誕生する瞬間に立ち会える事は。とても素敵で素晴らしい事です。」

「ハーニーは。この仕事が好きかい?」

「はい。大好きな仕事ですし、とても幸せです。」

「ハーニー、ありがとう。とても参考になったよ。」

「ラフィ様も皆さんも、またいつでもいらして下さいね。」


ハーニーが笑顔で手を振っていると、ラフィが彼女に耳打ちをした。

ハーニーは、頷きながらシャイニーとフレームを見ている。

話しが終わるとラフィは、ハーニーから離れ子供達に声を掛けた。


「それでは、次は "成長の部屋" に行くよ。並んでお礼を言って。」

「ハーニーさん、皆さんありがとう!」


子供達がお辞儀をすると、ハーニーや他の天使達が笑顔で手を振った。

皆がゾロゾロと移動を始めると、ラフィがシャイニーとフレームのそばにやって来て、ソッと囁いた。


「ハーニーが話しがあるから、君達は後からおいで。」


ラフィは軽くウィンクすると、他の子供達と一緒に外へ出て行った。


「シャイニー、フレーム。」


呼び掛けに2人が振り向くと、ハーニーが心配そうな表情でやって来た。


「フレーム、ラフィ様から聞いたわ…クルックとの事。大変だったわね。」

「そうなんだ。俺…クルックと上手くやっていく自信がない。」


フレームは、不安そうにハーニーを見ている。


(こんなに不安そうなフレーム初めて見た…)


シャイニーは、初めて見るフレームの表情に驚きを隠せなかった。


「フレーム、心配しなくても大丈夫よ。私に任せて。」


ハーニーがそう言いながら、手にしていたハープを2、3回振ると小さなハープが現れ、彼女の手の平にコロンと落ちた。


「わぁ〜小さなハープ!可愛い。」

「随分と小さなハープだな…これオモチャか?」


ハーニーは、ニコニコしながら小さなハープをフレームの手の平に乗せた。


「フレーム、この小さなハープを持って行きなさい。」

「え!俺、ハープなんて弾けないからいいよ。」


フレームが驚き、小さなハープが乗った手の平を突き出すと、ハーニーはその手を優しく取り、ハープを包み込むように握らせた。


「大丈夫よ。この小さなハープは、自分で演奏しながら歌うのよ。」

「え!こいつ、演奏しながら歌うのか?」


フレームは、小さなハープを指でつまみ、目の高さまで持ち上げジッと見た。

小さなハープはフルフルと小刻みに優しく震えながら、音を奏で始め音色に合わせ銀の鈴のような高く透き通った声で歌った。


「本当だ…こいつ小さいのに凄いな…」

「凄く綺麗な音色と歌声…不思議なハープだね。」


シャイニーもフレームも小さなハープの奏でる音色と歌声に聞き惚れていた。


「フレーム、クルックがまた怒り出したら、この小さなハープを聞かせるのよ。このハープは、波風が立った心を落ち着かせ冷静にさせる効果があるの。クルックは、カッとなると手が付けられなくなるわ。ここ最近は、大人しい子の担当が続いていたから問題を起こしてなかったんだけど…クルックには悪意はないの。役目を全うしようとする気持ちが強過ぎて周りが見えなくなるのよ。このハープは、クルックにとってもフレームにとっても良い影響をもたらすと思うわ。」

「ん?ハーニー、俺も…ってどういう意味だ?」

「フレーム、あなたも周りが見えなくなったんじゃない?クルックのした事は、確かに良い事ではないわ。でも、フレーム…あなたも怒りで頭がいっぱいにならなかった?」

「うん…ラフィ先生にも同じ事を言われたよ…」

「私は、あなたの真っ直ぐな所が大好きよ。このハープは、あなたの心も癒してくれるわ。心がザワザワしたり、何かに支配されそうになった時は、このハープの音色と歌声を聴きなさい。」


フレームは、何かが心の中で大きくなっていった時の事を思い出し深く頷いた。


「ハーニー、ありがとう。この小さなハープ大切にするよ。」


フレームはニカッと笑い、ハープを懐にしまった。


「さぁ、2人とも "成長の部屋" に行きなさい。ラフィ様が待ってるわ。」


ハーニーは、2人を交互に抱き締めた。


「うん!ハーニーまたね。」

「ハーニー、またな!ハープありがとう。」


2人が "誕生の部屋" を後にし "成長の部屋" に向かうと、ハーニーは2人の背中を見送りながら、そっと自分の胸を押さえた。


(どうか、あの2人が愛に溢れた天使になりますように…)




お読み下さりありがとうございます。


ご感想やレビューなど頂けると嬉しいです。


長編小説となりますが、よろしくお願いします。

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